青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

強靭な組織を構築したうえで個の力を最大限に発揮する2019年の東京スタイル【J1第14節】

 

先制ゴールの橋本拳人。室屋成→久保建英→再び室屋と渡り、最後はヘディングで決めた。代表トリオによる、力の差を見せつけるかのような得点だった。 © Ayano MIURA


 昨年までは「代表クラスの選手が揃っているのに勝てない」と揶揄されつづけてきたFC東京だが、今シーズンは個の能力を押し出し、相手を粉砕することができている。中断期間前最後の試合となったJ1第14節vs.大分トリニータ戦はその典型だった。
 
◆噴出した個の力
 
 2点目、3点目のゴールは久保建英が自らボールを奪いそのまま持ち込んでのシュートによるもの。久保はこの節を迎える週の囲み取材で「自分は前目の選手なのでもっとボールに積極的にボールに絡むというか――ボールが来ないときもありますけど、そういうときは相手のボールを奪うなりして、いかに自分の攻撃のかたちを多くつくるかに集中して(中略)攻撃に特化して行けたらいい」と、攻撃の第一歩としてボールを奪う意識を説いていた。有言実行。
 
 これらのシーンだけでなく、

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