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安部柊斗出場のU-23、原大智のゴールで先制も悔しい引き分け【藤原夕のFC東京U-23マッチレポート】

 

vs.AC長野パルセイロ戦のFC東京U-23スターティングメンバー。 ©F.C.TOKYO


 AC長野パルセイロは前節富山に敗れ、FC東京U-23は群馬に完敗。6月8日、互いに状況のよくない中で迎えた味の素フィールド西が丘でのJ3第11節、FC東京U-23はGK児玉に加え、オーバーエイジの太田宏介、丹羽大輝が先発した。
 プロ初先発の安部柊斗(JFA・Jリーグ特別指定選手/来季加入内定)と、品田愛斗がダブルボランチを組み、右MFには平川怜、左にはホーム初出場の宮崎幾笑。原大智と久保征一郎(U-18)の2トップで臨んだ。<All Text by 藤原夕>
 
◆岡哲平スクランブル出場
 
 開始直後は3-4-2-1のシステムをとる長野がテンポのよいパス回しから東京ゴールに迫った。前半2分にはスローインのこぼれ球から、MF有永一生がシュート。
 一方の東京も、安部を起点にカウンターを仕掛け、宮崎、久保がつなぎ、右エリアの原がシュートを放つが、相手GKに阻まれる。
 長野は5分、右クロスに合わせ、FW竹下玲央がヘディングを放つが、こちらは東京GK児玉がセーブした。
 その後、東京も宮崎がカットインから積極的にゴールを狙うなど、攻め合う展開に。
 
 だが東京は20分過ぎに渡辺剛が右足を痛め、交代を余儀なくされる。そのためセンターバックに岡哲平(U-18)を投入。このアクシデントにも動じることなく時間の経過とともに徐々にボール支配は東京に。しかしミスも多く出始め、前線の原と久保もなかなかボールを引き出せず、ゲームはこう着した状況に。スコアレスのまま前半を終了した。
 
 後半は東京に勢いが出始める。開始直後の後半1分、

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