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安部柊斗、躍動のJ1デビュー。最後の切り札として味スタのピッチを踏む【J1第15節レポート】

 

短い時間でも自身の特長をいかんなく発揮した安部柊斗。 © Ayano MIURA


 6月15日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第15節に臨み、ヴィッセル神戸と対戦。後半4分にアンドレス イニエスタのゴールで先制を許し、そのままスコアは動かず0-1で敗れた。
 
 神戸はフアン マヌエル リージョ監督が退任後も成績が上向かず、一時はリーグ戦7連敗と不振に陥ったが、第13節と14節を1勝1分として連敗を脱出した状態で中断期間に突入。トルステン フィンク新監督が初めて指揮を執るこの試合が人々の耳目を集めていた。アンドレス イニエスタを最大限に活用したサッカーでスタンドの一般ファンをうならせつつ勝利を収めた神戸に対し、東京は移籍した久保建英と負傷の永井謙佑が不在。特に久保に替わる存在や組み合わせの“発見”が待たれるシチュエーションだった。その試合の後半37分、長谷川健太監督が最後の切り札としてピッチに送り込んだのが安部柊斗だった。
 
◆長谷川健太監督は「よくやってくれた」
 
 ボール奪取が特長ではあるが能力的にはマルチ。攻守に秀でたタイプで久保とは趣が異なるが、何かをしてくれそうな気配を漂わせての登場であることに間違いはなかった。
 

ベンチで長谷川健太監督の指示を聞く、出番前の安部。 © Ayano MIURA


 試合後、長谷川監督は起用の意図についてこう語った。
「よくやってくれたと思います。残り10分というところで

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