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後藤勝責任編集「トーキョーワッショイ!プレミアム」

ケンタ流ファストブレイクここにあり! サンホ編成による4発大勝で青赤軍団が首位ターンに成功【J1第17節レポート】

 
 6月29日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第17節に臨み、横浜F・マリノスと対戦。2位の強豪を相手に4-2の勝利を収め、首位での折り返しに成功した。1点を先行されたがナ サンホのゴールですぐ追いつき、さらに永井謙佑のゴールで2-1と逆転。後半はディエゴ オリヴェイラが2点を決め、マリノスの反撃をあと1点に抑え、試合を終えた。
 
◆トリコロール軍団の超攻撃的スタイルをファストブレイクで真正面から迎撃
 
「観に来てくださっているファン、サポーターの方々がわくわくするようなサッカーをやってきました。それを変えるつもりはない」
 この言葉が示すように、アンジェ ポステコグルー監督率いる横浜F・マリノスは4-3-3を採用して常に攻撃的なサッカーを志向してきた。
 中盤の底から前線に向けて扇形のように拡がる4-1-2-3が基本で、マルコス ジュニオールが欠場した前節もそうだったが、復帰したこの日はマルコスをトップ下とする4-2-1-3。長谷川健太監督が試合の前に「マルコスをトップ下にするなどマイナーチェンジをしたり、いろいろな状況を経ていまがある」という今シーズンの熟成した姿となってあらわれた。
 この、予想したとおりのトリコロール軍団に、FC東京は真っ向からぶつかった。
 試合後の共同記者会見にあらわれた長谷川監督は開口一番、「きょうはもう戦うしかなかった」と言った。
「マリノスはマリノスのサッカーをするだろうし、われわれはわれわれのサッカーをしようと。選手たちがアグレッシヴに戦ってくれたことがこういう結果につながったのではないかと思います」
 
「タケ(久保建英)のセレモニーがあり、たくさんのサポーターが来ているなかで戦術的に戦うというわけにもいかなかった。こちらはこちらでいいところを全部出し、それで負けたら“しゃあない!”と思っていましたし。そういう意味ではわれわれの武器がマリノスを凌駕することができたということだと思います」
 長谷川監督はこうも言っていた。自陣に引いたときに4-4-2のブロックを6-2-1-1のように整えてさらに中央の堅固さを増していた場面もあり守備の整理をしていないわけではなかったが、試合の方針として戦術的ではないことには変わりなく、現在の素の力が出たというべきだろう。
 
◆左サイドの小川諒也とナ サンホの成長
 
「彼(久保)のタメや意外性はほかの選手ではなかなか補えない」
 ヴィッセル神戸とベガルタ仙台を相手に無得点で連敗し、久保不在の影響を云々されても仕方のない状況ではあることは長谷川監督も認めざるをえなかった。
 それだけに、

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