監督・永井秀樹は稀代のロマンチストかリアリスティックな戦術家か(J論)

後藤勝責任編集「トーキョーワッショイ!プレミアム」

左対左の矛対決。制するのはどちらか【J1第19節多摩川クラシコプレビュー~髙萩洋次郎、東慶悟、小川諒也、長谷川健太監督】

 

左サイドで ナサンホとタテの関係を築く小川諒也。棲み分けが進んでいる。


 7月14日、首位のFC東京は昨年リーグチャンピオンの川崎フロンターレを味の素スタジアムに迎え、J1第19節に臨む。第34回多摩川クラシコとして開催される今節は、鬼木達監督によって鹿島化が進んでいるとも囁かれる“堅調”川崎と、ゴール前の堅い守備がセールスポイントの“堅守”東京、双方のスタイルが熟成した状態での対戦となる。
 ここまでわずか1敗の川崎は、悪くとも引き分けというチーム。彼らを打ち負かすのは並大抵のことではない。一方の東京は中断明け後の2試合に連敗したが、ここに来て横浜F・マリノスとガンバ大阪に連勝。勝負強さを取り戻してきている。
 
◆東京はナ サンホ。川崎は長谷川竜也
 
 では堅調対堅守だからロースコアになるのか、と言われればそうともかぎらない。川崎は今季、複数得点の試合が7試合もある。東京にいたっては9試合。谷口彰悟とジェジエウの2センターバック+チョン ソンリョン、そして森重真人と渡辺剛の2センターバック+林彰洋がいかに堅固とは言っても、一度スイッチが入れば相手を打ち砕いてしまう。
 
 攻撃のストロングポイントははっきりしている。東京はナ サンホ、川崎は長谷川竜也、それぞれが強力なアタッカーを抱える左サイドだ。どちらの矛が相手の右サイドを打ち砕くかは、ひとつの見どころとなるだろう。長谷川と登里享平の連携が脅威であることは衆目の一致するところとなってきたが、では東京はどうだろうか。
 
 東京の場合、

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