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まさに孔明の罠? “戦略的”に臨んだFC東京、長谷川健太監督の狙いが奏功して堅守のセレッソ大阪に3点快勝【J1第21節レポート第1報】

 
 8月3日、FC東京は味の素スタジアムに一巡目で敗れた相手であるセレッソ大阪を迎え、J1第21節に臨み、3-0のスコアで勝利を収めた。前半45分間は無得点。しかし後半2分、橋本拳人からのボールを受けた東慶悟が悠然としたフォームで送ったクロスを、永井謙佑が美しいヘディングで決めて先制。その後も2点を加え、決して悪くはない出来だったセレッソから3ポイントをもぎ取った。
 なお、チームとしての2点目、触れているかどうか微妙と見られた森重真人の今季初ゴールには“アシスト”となった三田啓貴も苦笑い。三田は先日おこなわれた練習試合でも東慶悟が触ったか触らなかったか微妙なシュートを撃っているが、それだけ際どいコースを衝いていて、そこに味方も入り込めているということなのだろう。三田は「ディフェンスとキーパーの間に入れるという話はしています」と開陳。練習と選手同士の話し合いが実った恰好だ。
 笑い話とともに新戦力を融合し、青赤軍団が悲願の初優勝に向け突き進んでいる。
 
◆ロティーナよ待て、これは孔明の罠だ
 
 3-0でセレッソを下した会心の一撃に、試合後の長谷川健太監督はこんな言葉を漏らしていた。
「セレッソに対してある程度戦略的に戦わないと勝つことはできないと思っていましたので、なんとかその牙城を崩すための準備はできたのかなと思っています」
 
 つまり、

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