監督・永井秀樹は稀代のロマンチストかリアリスティックな戦術家か(J論)

後藤勝責任編集「トーキョーワッショイ!プレミアム」

FC東京が苦手のベガルタ仙台から白星を得られた、そのわけは?【J1第22節第2報/長谷川健太監督、オジェソク、髙萩洋次郎】

 
 林彰洋は会心の笑みと苦笑いが混ざったかのような表情でミックスゾーンにあらわれた。
「FC東京にとってのベガルタ仙台は鬼門だったのかな、と。苦しい試合になるのは当然だと思っていたので、こういう勝ち方で勝てたのは大きいと思います」

 林が加入した2017シーズンこそリーグ戦で2戦2勝、グループステージが1回戦総当り形式だったルヴァンカップでも1勝と、ベガルタ仙台に勝ちまくっていた東京。しかし長谷川健太監督が就任してからの一年半というもの白星はなく、天皇杯を除き今シーズン最後となる四度目の対戦で、ようやく勝利を収めることができた。では、難産の末に喜びが生まれたJ1第22節の、林の言う「こういう勝ち方」とはなんだったのか。

 長谷川健太監督はまず、記者会見でこう試合を振り返った。
「なんとか噛み合わせを少しでもよくしたい、と。いつも(プレッシャーをかけに)行くんだけどうまく外されて、という試合がルヴァンを含めて多かった。相手のいなすようなサッカーをこちらがうまく封じて、前半から脇を攻略できたと思っています」
「あまり性急に勝ち急いでも仙台の術中に嵌まってしまうだけなので、難しいなと思いながらゲームを見ていました。そういうなかでいい時間帯に先制点が獲れたのでよかったと思っています」

◆掴ませてくれない仙台

(残り 1994文字/全文: 2548文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック