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バングーナガンデ佳史扶トップチーム“デビュー”! 内田宅哉はJ1基準の強さとキレを誇示【ルヴァンカップ準々決勝第1戦第1報】

 

左サイドバックの人員が不足するなか、FC東京U-18在籍中で来季の正式加入が内定しているバングーナガンデ佳史扶がトップチーム“デビュー”を果たした。 ©Ayano MIURA

 9月4日、FC東京はパナソニック スタジアム 吹田でルヴァンカップ準々決勝第1戦に臨み、ガンバ大阪を相手に1-0のスコアで敗れた。アウエーゴールを奪えなかったことは残念だが、ホーム&アウエー形式の180分勝負だけに1点ビハインドで前半を折り返したのと同じこと。まだ「プライムステージ」突破を諦める段階ではない。むしろ若い戦力の台頭が次戦以降への期待を抱かせる内容だった。
 後半37分から大森晃太郎に替わって途中出場した内田宅哉はその5分後に井手口陽介と宇佐美貴史をなぎ倒すようにしてボールを奪い球際の強さを証明したばかりか、ひと度ボックス内に入ればボールを失わずチャンスにつなげるキレのよさを見せた。また、これまでJ3には出場していたがJ1グレードの大会には初出場となる2種登録のバングーナガンデ佳史扶は左サイドバックで先発出場。後半途中から脚がつってかなり厳しい状態でのプレーを余儀なくされたが、それでもフル出場で穴を開けず堂々としたプレーぶりだった。

あの井手口陽介からボールを奪い取った内田宅哉。確実に強さが増している。 ©Ayano MIURA

 内田についての評価を訊ねると長谷川健太監督は「まだセカンドレグがありますので(笑)。うっちーのよさをどんどん出していってほしいと思います」。小川諒也とオ ジェソクの不在を補う存在が佳史扶だとするなら、内田はさしずめ秘密兵器か。第2戦が楽しみになってきた。

◆内田宅哉とバングーナガンデ佳史扶、それぞれの声

 第2戦でも登場の機会があることを長谷川監督が示唆するほどの出来に、内田自身も高揚していた。
「きょうの試合は攻撃も守備も積極的にできたと思うし、そこは前向きに捉えています」
 しかし反省も忘れなかった。
「やっぱりシュートで終わったり得点に結びつくようなプレーをしないといけない。そういうところを求められているので、もっと追求しないといけない」
トップチームの基準では、J1トップクラスの肉弾戦に勝てるだけの守備を実践しながら得点に結びつくようなプレーをすることが求められる。内田はその指標に近づいてきている。
「少しは自信もつきましたし、

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