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優勝ラインは勝点65が目安か。長谷川健太監督率いるFC東京、逆転Vの青写真【今週の小平】

 

混戦になる事態も想定し、最後まで優勝を諦めない長谷川健太監督。


 10月5日開催のJ1第28節でサガン鳥栖に敗れたFC東京は、翌日セレッソ大阪を下した鹿島アントラーズに抜かれて2位へと順位を落とした。しかし勝点差は2。鹿島が敗れた節に3ポイントを獲れば逆転できる射程圏内と言っていい。まだリーグ優勝を諦めるには早すぎる。
 
 永きにわたり守り抜いてきたリーグ1位の座を奪い返すために、どう態勢を整えていくのか。第29節まで中二週の間隔が空いた今週、小平に長谷川健太監督を訪ね、今後の見通しについて訊いた。
 
◆戦力の再整備を
 
「最後まで優勝争いを」と、年頭から語りつづけてきた長谷川監督。首位の座から落ちてなお「最後の最後まで粘れるように、ここからがんばっていけるか」と言い、ハッピーエンドを見据えた青写真を描いている。
 
 20節にわたり保持してきた首位の座から滑り落ちた恰好の青赤軍団だが、優勝争いから外れてしまったわけではない。年間を通して戦えるチーム力が身についてきていることは確かだ。そこは疑わなくともよい。ただ逆転優勝を果たすためには、明確な課題を克服することが必要になる。
「終盤に来てずっと『点を、点を』と言ってきましたけれども、それは撃ち合うことができる、難しいゲームでも点が獲れる、そういうチームにほんとうの意味でなっていかないと、優勝という結果を自分たちの実力で強引に奪うことはできないと思うからです」
 
 総得点は鹿島の50、横浜F・マリノスの51に対して38。競争相手と比較したときに、一段階下がることは否定できない。
「ここからは

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