勢いを取り戻し、一体となっていざノエスタへ。青赤軍団関西への旅【J1第29節「ヴィッセル神戸vs.FC東京」プレビュー】
FC東京はあす10月19日、ノエビアスタジアム神戸でJ1第29節に臨み、ヴィッセル神戸と対戦する。一巡目の対戦ではアンドレス イニエスタの一撃に敗れている東京にとっては難敵と言わざるをえない。しかもアウエー。しかし前節サガン鳥栖に敗れて2位へと順位を落とした東京にとっては、負けるという選択肢を選ぶことは許されない状況にある。
◆林彰洋が語っていた指針
今週のトレーニングが立ち上がったとき、鳥栖で一敗地に塗れたその悔しさを振り払った林彰洋は「(判定ではなく)ぼくらにフォーカスしないといけない」と、前節を冷静に振り返っていた。
「アウエーで難しい試合ではありますが、ボールを握ることはできていた。終盤、逃げ切ろうとシンプルにクリアする場面が多すぎ、相手に勢いを乗らせるようにしてしまったことは感じたし、その流れを変えられなかったことは自分たちの責任」
これを変えるには、根本を見直す必要がある。林は2トップの活かし方についても言及した。
「ウチの強みである2トップに頼りすぎているところは正直あると思います。よかったときはサイドハーフが2トップをサポートできるだけの距離にいて、常に湧いて出てくるような攻撃、守備ができていました。現状ではそれが単発になってしまっている。もっとアグレッシヴに、勇気をもってプレーすることを継続しないといけない」
20節にもわたり首位の座を明け渡さなかった東京だが、好調を一年間持続させていくことは難しい。順風満帆のまま初のリーグ優勝となることはないだろうとは、選手たちも気づいていたという。
「この現実をしっかりと受け止めて終盤期に挑んでいきたい。ぼくらが意図を合わせていけるか? 自分たちのよさを出せるシチュエーションに持っていかないといけない。そのすり合わせがいちばん大事だと思います」
◆代表組の合流
相手への対策ももちろんしなければならないが、まずは自分たちのフォームを修正し、得意のかたちに持っていけるようにする必要がある。そうしてトレーニングを進めてきた小平のチームに、17日、ナショナルチームの男たちが加わった。韓国代表のナ サンホ、U-22日本代表の渡辺剛、そして日本代表の室屋成、永井謙佑、橋本拳人。
彼ら代表組も
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