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最終コーナーを回ってJ1優勝争いはここからが本番。大事な「残り5試合」の初戦、フルスロットルで勝利のみを狙う【J1第30節「大分トリニータ vs. FC東京」プレビュー/東慶悟、永井謙佑、長谷川健太監督】

 

今週は立ち上げの日に小川諒也が合流。このあとU-18日本代表からバングーナガンデ佳史扶を呼び戻した。なお、週の半ばには選手たちが食事会を催している。


 あす11月2日、FC東京は昭和電工ドーム大分でJ1第30節に臨み、大分トリニータと対戦する。
 長谷川健太監督が「経験上、残り5試合でトップに絡んでいないところはなかなか優勝できない。絡まないと挑戦権はない。まずはそこをひとつの目標にしてきた」と言う最後の5試合に到達して最初の試合。鹿島アントラーズと同じ勝点で並ぶ東京としては、優勝争いの当該チームである横浜F・マリノスと戦う最終節を除けば、長谷川監督が言うところの「ラップを刻む」積み上げを図っていきたいところ。大分は難敵だが、もちろん狙うは勝点3のみだ。長谷川監督も駆け引きをするのは「最後の試合だけじゃないですか」と言っていた。マリノス戦そのものが駆け引きを要求されるシチュエーションになるのか、それとも最後の数分で雲行きが変わるのか。そこまでは愚直なまでに勝利をめざしていくしかない。
 
◆行くべきか、構えるべきか。それが問題だ
 
 先週一週間が休息になったトップチーム。今週の冒頭、長谷川監督は「いままでふだんどおりしっかり、上げるところは上げ、落とすところは落とす」と、コンディショニングに自信を見せていた。バングーナガンデ佳史扶をU-18日本代表から呼び戻したこともあり、遠征メンバーは揃うだろう。
 
 シーズン後半の大分について、長谷川監督はこう分析した。
「大分のサッカーを貫いてやっている感じがします。藤本(憲明)が神戸に移籍して、そこに後藤(優介)やオナイウ(阿道)が入り前線の組み合わせが少し替わり、三平(和司)など調子のいい選手を使って点を獲るようになってきたのかなと。基本的なサッカーは変わらない。一貫して片野坂監督のサッカーをやっている」
 
 前回の対戦ではこの大分を相手に、ボックス内に4~5人が入っていて攻撃できていたが、

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