再現性の低いサッカーに未来はないのか?風間グランパスとポステコ・マリノスで分かれた明暗(J論)

後藤勝責任編集「トーキョーワッショイ!プレミアム」

ビャオ超絶トラップからのJ初ゴール、じゃんけんでゲットのジャエルPK、2点を守り完封勝利! 安部柊斗の美アシスト、U-18メンバーの堅守といいところが出て15位浮上【FC東京U-23】

 

ビャオ、J初ゴールとなったシュートの瞬間。


 11月17日、FC東京U-23は味の素フィールド西が丘でJ3第31節に臨み、Y.S.C.C.横浜と対戦。2-0の勝利を収め、順位を試合前時点の17位から15位に上げた。
 4-4-2の布陣で中盤の二列目が中に絞り大外をサイドバックが使うシステムのY.S.C.C.は積極的に選手が飛び出してくる攻撃的なサッカーで東京を苦しめ19本のシュートを放ったが、大森理生、木村誠二、岡哲平のFC東京U-18三人衆を含む4バックが最後まで守りきった。途中からはゴールキーパーの飯塚欣士と中盤の小林里駆も加わり、ユース勢は5人。若い選手たちが自信を得るとともに、12月に広島で開催されるプレミア参入戦(高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 プレーオフ)に向けて弾みをつけた。
 また前半33分には中村拓海がゴールラインを越えそうなボールをライン上で蹴り出し危機を脱する好プレー。いつものようにクロスを積極的に入れていきつつ、守備面でも貢献する姿勢を示し、好感触を得ている。
 





J初ゴールを決め、堂々のシャー。


 攻めては、原大智とのじゃんけんに勝ってキッカーの権利を得たジャエルが一瞬蹴るモーションを止めてタイミングをずらす“なんちゃって”PKを決めて前半32分に先制すると、その6分後には相手のクリアの落下点でセカンドボールの拾い合いとなったところから安部柊斗が巧みで柔らかな浮き球を前線に送り、これを愛称ビャオことナッタウットが1998年ワールドカップに於けるデニス ベルカンプばりのスーパーな神業トラップで我がものとし、冷静に流し込んで決定的な追加点。ここまで苦労してきた若きタイ人ストライカーがクオリティの高さを証明しする一発で実り多き勝利を引き寄せた。
 
◆美技と美技。ナッタウットのトラップとシュート、安部柊斗のディフェンスとラストパス
 
 ナッタウットのこれまでについて訊ねると、長澤徹トップチームコーチ兼FC東京U-23監督から長い答えが返ってきた。その長さが、ナッタウットの苦労を物語っていた。
 

試合開始の瞬間から好調であることをうかがわせたビャオ。テクニック、動き出しの水準は高かった。


「ビャオは

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