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森重真人の超絶スーパーミドルが炸裂、土壇場で同点に追いつく【J1第32節「FC東京 vs. 湘南ベルマーレ」第1報~レポート】

 11月23日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第32節に臨み、湘南ベルマーレと対戦。1-1で引き分けて勝点1を積み上げトータル63ポイントに伸ばしたが、横浜F・マリノスが松本山雅FCに勝ち64ポイントで1位に浮上したため、順位を2位に落とした。マリノスとは1ポイント差。最終節でマリノスとの直接対決が残っているため、残る2試合を2連勝すれば自力での優勝が可能だ。
 前半36分、山田直輝のすばらしいパスを受けた松田天馬がシュート。これをかき出そうと森重真人がボールに向かったが無情にも足に当たったそれはゴール方向に転がり、失点。湘南が先制した。
 試合はそのままほぼ湘南のペース。後半42分には湘南ゴール裏から『天空の城ラピュタ』のチャントが飛び出し逃げ切り態勢の雰囲気が漂ったが、後半49分に相手がクリアしようとしたこぼれ球を拾った森重のミドルシュートがネットに突き刺さり、土壇場で同点に追いついた。
「クロスが上がった時点で前にコースが空いていたので、そこにこぼれてくれば、と。枠には行っていたので、あとは軌道を見ながら“入ってくれ”と願っていました」
 こうゴールシーンを振り返った森重は、自分自身だけでなくアウエー8連戦に寄り添ったファン、サポーター、そしてホームに戻ってきてより多く集まったファン、サポーターの想いが乗り移った一撃だった旨を説きもした。感謝の念だろう。
 J1残留を争ううえで喉から手が出るほど欲しい3ポイントを奪取する直前まで行った湘南から奪った恰好になるこの勝点1がどのように効いてくるのか。これを無駄にすることなく、チャンピオンの座をめざしていきたい。

◆長谷川健太監督は安堵

 疲労か、

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