青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

苦難の7月を制し、初タイトルに近づけるか。昨季のJ2王者と争う再開初戦から第13節までのカレンダー詳細発表【無料公開】

 
 6月15日17時、Jリーグは8月いっぱい開催される各カテゴリーの日程詳細を発表した。J1の第14節以降、J2の第16節以降、J3の第13節以降、それぞれの詳細に関しては8月初旬と10月初旬に分けて発表される予定。
 なお本日、無観客試合は「リモートマッチ」と呼ぶ旨が発表されたが、人数を絞った超厳戒態勢や厳戒態勢の有観客試合でも「リモートマッチ」の名称を「リモート5000」などのアレンジで応用する可能性があるようだ。
 
◆スタートダッシュを仕掛けられるか?
 
 第1節が開催されたきりになっていたJ1は7月4日の第2節からリーグ戦を再開する。詳細が発表されている8月30日第13節までの12試合中、ミッドウイーク開催は7月8日と22日の2回。これだけならさほど過密とは感じないが、残り試合を実施するというACLと日本代表戦の日程次第では過酷な連戦となるかもしれない。
 
 連戦による体力の消耗以外に、残された期間の短さもタイトル獲得を狙うに当たっての障壁となりうる。再度の新型コロナウイルス感染拡大などの事象が発生しリーグ戦の進行が滞り、かつ全試合の75%以上を消化しているケースでは、すべての試合を実施しないままに今シーズンが終了する可能性がある。その“打ち切り”を考えれば、最初は負けが込んでもあとで挽回すればいいということにはならない。序盤戦から白星を先行させ、いつシーズンが終わってもいいように、次々と勝点を重ねていく必要がある。
 
 だが再開直後の戦いは楽な道のりではない。7月4日の初戦は昨年J2をぶっちぎりで優勝した柏レイソル、次は川崎フロンターレとの多摩川クラシコ、その次はアウエーの日産で横浜F・マリノスと対戦する。しかも多摩川クラシコは水曜開催。強敵との3連戦だ。ここを勝ち越すか勝ち越さないかが、その後の成否を分けると言っても過言ではないだろう。
 
 その次は中5日が空くが、7月18日からは再び3連戦。相手は浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズと赤い軍団ばかりで、札幌戦と鹿島戦は苦手のアウエーだ。
 8月は比較的相性のいい対戦相手との試合が増えるものの、この7月の6試合で深いダメージを負っていた場合、相当勝ちまくらないと逆転は難しくなる。
 もっとも応援が必要な時期にリモートマッチと「リモート5000」(村井満チェアマン=超厳戒態勢時のネーミング例として述べたもの)がつづきスタンドでのサポートが薄めになるが、選手たちを励ますならこの7月4日から26日までの23日間が特に重要となるのではないか。
 
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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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