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タイへ帰国するチャヤトーン「そう遠くない将来に戻ってくるまで、みなさん待っていてください」

 

6月26日の練習後、クラブハウスのベンチに座る“マイケル”ことチャヤトーン。©F.C.TOKYO

 6月26日にチャヤトーンの期限付き移籍契約解除が発表された。3月9日の加入発表から110日目。解除日は6月30日、FC東京での所属期間は4カ月弱だった。

 タイのバンコクユナイテッドFCからやってきたチャヤトーンはマイケルの愛称でチームメイトに親しまれていた。積極的にコミュニケーションを図り、早々に溶け込んでいたようだ。日本語を覚えようとしていたともいう。実際、取材中の答えにも「先輩」という日本語を使っていた。

©F.C.TOKYO

 中盤で汗をかくダイナモ役だが、攻撃面ではシュート力が評判のプレーヤーで、技術もしっかりしている。日本のサッカーに慣れて判断のスピードが上がり、これからという矢先の帰国となった。過去に在籍したタイ人選手と同等以上の評価を受け、過密日程となる今シーズン中の公式戦出場を目標としていただけに、本人も名残惜しさは尽きないようだ。
 4歳頃に呼吸器系の疾患があり、体質改善を意図して始めたサッカーだったが、気がつけばプロデビューを果たし、国外へと活躍の場を拡げるまでになった。
 まだまだ彼の人生には路が拓けているはず。今後の活躍を期待し、現時点では東京で最後となる一問一答をお届けする。

©F.C.TOKYO

◆チャヤトーンとの一問一答

――帰国が決まり、率直にどんなお気持ちですか。

いま率直に、すごく寂しい想いでいます。なぜなら、自分としてはここにもっと残ってプレーしたかったから。帰らなければいけないという状況になり、とても残念に思っています。
だけどこういうことはサッカーの世界ではよくあるのだと理解しています。この先どういう状況になるかわからないですけれども、(タイに)戻って、しっかり自分で活躍して、いつかこの日本に、東京に戻ってこられるようにしたいと思います。

――このハーフシーズン、加入4カ月間のいい思い出とは。

日本で過ごした時間は

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