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やはり強かった川崎フロンターレ。森重真人「後半入ってきた(室屋)成のように気持ちのこもったプレーをしつづけないと、きょうみたいな結果になる」。大敗後、橋本拳人移籍のFC東京が向かう未来とは。第3登録期間をどう活用する?【J1第3節「FC東京vs.川崎フロンターレ」観戦記】

 

試合前の味スタ。ホームでは3シーズンつづけての敗戦となってしまいました。


 今シーズンの試合後記事としてお届けする「観戦記」、第2弾はJ1第3節の多摩川クラシコです。7月10日以降は有観客試合となりますが、この7月8日時点ではまだもっとも厳しい制限下でのリモートマッチ。無観客のスタジアムを青赤で彩ろうとする演出の努力も虚しく、川崎フロンターレを相手に0-4で敗れました。なお試合後のWeb囲み取材では森重真人にひとつ質問をしていまして、記事の後半ではそこを活かして反省点を考えたいと思います。
 
◆嵌まらなかったプラン
 
 4-1-2-3の川崎に対してブロックを形成し受けて立つ構えの東京は中盤を厚くしたものの、その中盤で相手のフレッシュな田中碧、大島僚太、脇坂泰斗を抑え込むことができず、ずるずると下がったディフェンスもワンツーや左右の揺さぶりに振り回されての完敗。余談ですが、特に川崎フロンターレのアカデミーで髙崎康嗣氏(元いわてグルージャ盛岡ヘッドコーチ)の薫陶を受けた田中は成長著しく、アンカーとして存在感がありました。
 さて、初っ端の攻め上がりが好印象だった中村帆高は「こういうゲームで少し緊張もあって守備の対応があまりよくない部分もあった」(長谷川健太監督)こともあり、東慶悟とともに前半で退きました。守備的にスタートしてのちのち攻撃のカードを送り込むならば、

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