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清水エスパルスとの練習試合は平川怜の“同点弾”でトータル1-1! 勝ち越せなかったものの攻めの姿勢を貫き、雨中の一戦は好感触の内容【練習試合レポート/三田啓貴、原大智、平川怜のコメント含む】

 

PKを獲得するなどゴール前で目立った矢島輝一。


 横浜F・マリノスに快勝して一夜明け、迎えた本日7月13日、FC東京は三保グラウンドで清水エスパルスと練習試合をおこなった。45分×2本で結果は1本目が清水1-0東京、2本目が清水0-1東京。東京側のメンバーは2本を通してほぼ固定だった。各々得意とするポジションで起用されたが、唯一、木村誠二は専門ではない左サイドバックでプレー。戸惑いながらも1本目の15分、相手陣内に押し込んだ状態から高い位置でボールを奪い前へと持ち出すなど、攻め上がろうとする姿勢が目についた。
 
◆試合経過
 
 1本目の前半は全体をコンパクトに、タテへの推進力を持って相手を押し込みつつ、そのなかでのつなぎも意識するサッカーで優位に立った。しかし25分に清水側ではほぼ最初のチャンスとなる左コーナーキックからあっさり失点。以後はペースを掌握されてしまった。32分頃には紺野和也がドリブルで左から中へと進入、その後中村拓海が右でタメをつくってから持ち上がるなど仕掛ける瞬間もあったが、得点には至らなかった。
 

相手チームには懐かしの顔も。


 平川怜が入ってきた後半は東京の猛攻。この日キャプテンマークを巻いた三田啓貴とセンターフォワードの矢島輝一が中央エリアで存在感を発揮してチャンスをつくる。7分には左からのワンバウンドのクロスを三田が左足で叩くシュート、さらに矢島がスコーピオンキックのように残り足に当てる感じのシュートを放つなど攻勢をかけた。そして中村(拓)のシュートや紺野のクロスなどがつづいた時間帯の15分、平川がちょうどいいところにこぼれてきたボールをやや距離が短めのミドルシュートで蹴り込み、ついに1点をもぎ取った。
 その後もPKを獲得するなど攻めつづけ、守っては児玉剛が至近距離のダイビングヘッドによるシュートを弾くなど痛快な場面が続出。追加点を奪うことこそできなかったものの、イケイケの雰囲気のままタイムアップ。個々が意欲と能力をアピールしたゲームとなった。
 矢島、三田、平川の中央部分に中村(拓)、紺野、木村、原の両サイドが絡む攻撃のなかで、紺野が得意のドリブルとクロスを連発していく反面、原が攻撃参加の頻度を減らしてその分守備などほかの仕事にも時間を費やしていたことが印象的だった。
 
◆三田啓貴のコメント
 

気迫がみなぎっていた三田啓貴。


──週末の公式戦ではなく練習試合への出場。モチベーションは?
 
現実には、これは実力の問題。こういう

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