Jリーグ再開以後、初の公式戦開催中止。予想される今後の困難【会見部分無料公開】
◆Jリーグと名古屋グランパスが合同Web記者会見
本日7月26日、Jリーグと名古屋グランパスが合同Web記者会見をおこなった。
そこで確認できた事実から、まずは名古屋グランパスの宮原和也、渡邉柊斗、チームスタッフの3名が陽性判定となった件について系列で振り返ってみよう。
7月17日にJリーグで第3回公式検査を実施。この結果、3名に関して20日に陰性判定が出ている。
22日のJ1第6節大分トリニータ戦ではチームスタッフが遠征に帯同、宮原和也も遠征に帯同しベンチ入りも出場なし、渡邉柊斗はリハビリのため名古屋に残り別メニューでトレーニング。
23日に宮原が発熱、24日にPCR検査を実施して陽性判定。
これを受けて25日、名古屋は選手とスタッフ約60人にPCR検査を実施、その日のうちに陰性が判明した選手16人とスタッフひとりが広島に移動。
渡邉とチームスタッフは25日中に陽性判定が出ている。いわゆる無症状の感染者だった。練習以外、渡邉は選手寮、チームスタッフは自宅で生活し、必要な買い物など外出は最低限に留めていた。
この状態で26日朝8時から村井満Jリーグチェアマン、名古屋グランパス小西工己社長、専門家諸氏による協議をおこなった。
宮原に紐づく濃厚接触者はないという保健所の判定だったが、渡邉とチームスタッフに紐づく濃厚接触者があるかないか判明するのが26日の夕方から夜にかけてとなる見込みであり、濃厚接触者の特定が試合開始直前となる可能性があったため、名古屋は試合開催に必要なゴールキーパーを含む14人のメンバー登録が難しい旨をJリーグに説明。協議の末、J1第7節「サンフレッチェ広島vs.名古屋グランパス」の開催中止という判断に至った。現時点で代替開催日は未定。
名古屋は28日にも選手とスタッフのPCR検査をおこなう。小西社長によればそれを含め、8月1日の柏レイソル戦までに複数回検査を実施する意向。また7月31日には第4回のJリーグ公式検査がある。
27日にはJリーグとNPBの連絡会議で専門家と今後の検査体制について話し合われるもようだ。
村井チェアマンは「可能性ですけれども、7月17日以降にこの3名はなにがしかのルートで感染したものと思われます」と言っている。ただ
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