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伯剌西爾がダメなら和式で行け! 二段構えの攻撃陣を用意しえたFC東京が横浜FCに逆転勝ち【J1第15節「FC東京vs.横浜FC」観戦記パート2】

 
 今シーズンの試合後記事としてお届けする「観戦記」。今回はともに前節を九州で戦ったあと台風がやってくるさなかに脱出、関東へと戻ってきた両チームによる、9月9日開催のJ1第15節「FC東京vs.横浜FC」戦について書いていきます。
 ガンバ大阪から昨シーズンは京都サンガF.C.へと武者修行に出ていた一美和成をはじめとして若手が躍動、主体的にボールを運びながら攻める横浜は、順位動向や著名選手の出る出ないに関係なく人々の耳目を集めている旬のチーム。降格もないとあれば、どのような相手にもけれん味なく立ち向かっていくでしょうし、その無心なファイトが清々しくもあり、かつ対戦相手にとってみればおそろしいところでもあります。試合前日の取材で長谷川健太監督が「難しい試合になる」と言ったのも過言ではないということになるのでしょう。実際、この試合は横浜が先制したわけで、やはり試合でどこまで力を発揮するかの振れ幅が大きい若めのチームを相手にすると、何が起こるかわからない。
 しかし東京が苦戦した原因は相手にのみ求められるものではなく、やはり自分たちにもある。いくら誰が出ても一定の戦いが出来るとは言っても、やはり連戦でメンバーを変えながらの試合で、多少の綻びが出てもおかしくはない。横浜の先制点、つまり東京の失点は、そこだけを取り上げれば事故的なものでしたが、

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