“川崎スレイヤー”同士の対決は青赤に軍配。FC東京、北海道コンサドーレ札幌を下し連敗を4で止める【ニュース/J1第33節「FC東京 vs.北海道コンサドーレ札幌」第1報/無料公開】
2020年11月11日 20時54分
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本日11月11日、FC東京はJ1第33節で北海道コンサドーレ札幌に1-0の勝利を収め、リーグ戦の連敗を4で止めた。
ともに今シーズン公式戦で川崎フロンターレに勝ったことのある“川崎スレイヤー”同士の対決。前半21分に永井謙佑が挙げた先制点をテコにゲームを進め、強敵を相手に先行のウノゼロ決着。久しぶりに見る東京らしい勝ち方だった。
東京は開始直後、ボランチの安部柊斗を相手最終ラインのウラに抜け出させ、2トップからパスを供給して決定機をつくろうとするが、2回ともタイミングが合わない。
一方の北海道コンサドーレ札幌も3バックの両端が開き中盤が下がりウイングバックが前に張り出し1トップ2シャドーが流動的になり特に中央の荒野拓馬が引いてきていわゆるゼロトップ的な動きをする“ミシャシステム”を披露。東京の布陣の間を通してゴール前へと進入しようとする。
20分にはアルトゥール シルバのボール奪取からカウンターになるがスピードダウン。その1分後の21分、左と中央の間のスペースに永井謙佑が飛び出し、丁寧にシュートを決めてゴールイン。ふかさないように撃つ、フォワードが点を決めれば東京らしいサッカーを取り戻せると言っていた永井が有言実行の活躍を見せた。
その後、札幌はチャナティップの負傷もあり前半途中からアンデルソン ロペス、後半開始からドウグラス オリヴェイラを投入して戦い方に変化をつけるが拮抗した流れは変わらず2-1のまま試合終了。東京が5試合ぶりの白星を掴んだ。
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。
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