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互いに譲らないACL組“同窓会”はジョアンのヘッドで決着。ホーム2連勝で有終の美を飾る【J1第34節「FC東京 vs. ヴィッセル神戸」観戦記】

 

最後にヒーローの座へと躍り出たジョアン オマリ。


 今シーズンの試合後記事としてお届けする「観戦記」。今回は12月19日に味の素スタジアムで開催されたリーグ最終節にしてホーム最終戦となったJ1第34節、ヴィッセル神戸戦について書いていきます。
 
 さて、グループステージで蔚山現代FCに敗れたFC東京と、準決勝で蔚山に敗れた神戸。ともにACLであと一歩の差を実感する敗戦を喫した者同士の対戦は、それゆえに国内組と2種登録選手ではなく、ACL組を主体とするメンバーによる戦いとなりました。アスリートトラックの適用で実現したそれについては、神戸の三浦淳寛監督も「(そのメンバーで)Jリーグ最終節を戦うことが出来たことは感謝したい」と述べていましたね。もちろん双方、けが人や疲労の色濃い選手は出場を回避、言い換えればコンディション重視で選ばれた選手たちが出場したおかげで、両チームとも元気よく積極的に攻め、ゴール前で守るべきところは守るというおもしろい試合、好ゲームになりました。
 双方が己の持ち味を引き出しながらチャンスをつくるも均衡は破れず0-0がつづく展開のなか、先制点にして決勝点を挙げヒーローとなったのはジョアン オマリでした。シーズンが始まった当初は第3のセンターバックという位置づけでしたが、ここに来て存在感を増しています。
 前半の東京はACLと同じ4-1-2-3。シーズン途中はアンカーシステムとドイスボランチを使い分けつつ、後者がつづいた時期もありましたが、

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