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【新東京書簡】第七十九信「キャンプに行ってきた」後藤(21/02/11)

 

一昨シーズンあたりから非常に好調で元気がいい森重真人。2021年の沖縄キャンプでもめっちゃ笑顔。

第七十九信「キャンプに行ってきた」後藤

 ようやくキャンプに行けたので、2021シーズン最初の新東京書簡を。ずいぶんとご無沙汰してしまい申し訳ない。またよろしくお願いします!

◆エリースと呼びたいエリース。ヴェルディは?

 つもる話もいろいろだねぇ。何から伝えたらいいか。
 昨年からTOKYO FOOTBALLで東京都社会人リーグについて書いていて、エリース東京FCに関する記事が2本つづいた。
 クラブとしての正式名称はエリースフットボールクラブで、トップチームの名称がエリース東京FCだ。
 運営組織も、従来からあるNPO法人エリースフットボールクラブに加えてトップチーム用の株式会社エリース東京が設立されている。将来的にJFLから上をめざす体制づくりの一環だ。
 ではこのクラブやチームを短く呼ぶときなんというかっていうと、「エリース」だと思うんだよね。これは長年の“当たり前”ではあるのだけれども、個人的にも意図してそう呼んでいる。
 というのは、彼らの出発点がプレーヤーのためのアマチュアクラブというところにあり、グラウンド内の努力がアイデンティティになっていると思うからなんだ。武蔵野と合体した東京ユナイテッドFCが小石川、東京23FCが江戸川にそれぞれ拠点を求めたように、エリースもいずれ地域色を出していくことになるのかもしれないが、少なくともエリース東京というよりはエリースと呼んだほうがしっくりくる。

 翻ってFC東京はというと、やっぱり「FC東京」か「東京」になる。巷ではガスと呼ばれることもあるけれど、まあもとが東京ガスFCだからそのくらいしか抽出出来ない。
 対して東京ヴェルディはどうか。やっぱり「ヴェルディ」になると思うんだよね。
 個人的にも地名なしの「ヴェルディ」という呼び方がしっくりくる。おまえら川崎じゃないかよ東京じゃないだろというツッコミではなく、もともとはプレーヤーのための組織で、プレー自体にアイデンティティがあるクラブだと思うからだ。
 プレーヤーの側が主体だとすると拠点は交換可能ということになるし、運営母体がどうなろうとヴェルディはヴェルディ。「これがヴェルディだ」というマインドを保持して今後もがんばってほしいと、本心から思っているよ。

◆2021シーズンのキャンプ取材あれこれ

 さて、ピンポイントで、公開される日程のなかでは重要なポイントだった練習試合「京都サンガF.C.戦」を中心にFC東京の沖縄キャンプを取材してきた。
 短い期間にしたのには理由がある。大きなものとしては、

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