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出来不出来がまだら模様。永井謙佑とディエゴオリヴェイラの初ゴールが心強い後半の内容も3失点敗戦でもったいない収穫に【J1第3節「FC東京vs.ヴィッセル神戸」観戦記】

 
 今シーズンの試合後レポートとしてお届けする「観戦記」。今回は3月10日に味の素スタジアムで開催されたJ1第3節、ヴィッセル神戸戦について書いていきます。
 
 さて、3月11日の前日ということで、あらためて被災に向き合うタイミングとなった水曜日。試合前には復興支援を継続中であるという旨の映像が流れました。また神戸には宮城県出身かつ青森山田高校出身の郷家友太が所属し、注目が集まりました。その彼に決勝ゴールを決められたことは、お話としては出来すぎですが、宿命的でもあります。現状は東日本大震災からの復興を促しそれが果たされつつあると訴える機会だった東京五輪がコロナ禍によって延期されているわけで、まさにTEAM AS ONE、二重の災いを克服するため力を合わせていきたいと思わされる夜でありました。
 プロサッカーリーグに出来ることの第一は、平時と変わらぬ全力のプレーを見せること。陽が落ちてから急激に寒くなったこのナイトゲーム、両チームが高いパフォーマンスを発揮してくれる発揮してくれたことが、まずはよかったと思います。そのうえで東京が勝てたらよかったのですが、長谷川健太監督が言うように、試合開始直後がよくなかった。あれで勝とうというのはムシのいい話かもしれません。
 選手紹介で大きな拍手が送られた廣永遼太郎はベンチ。神戸のゴールは昨シーズン途中から正キーパーとなった前川黛也が守ります。この前川が

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