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一時は数的不利に陥ったFC東京、窮地を脱し2-1勝利!相手方にも退場者を出すまでに追い込む攻撃的な姿勢で貴重な勝点3をもぎ獲る【試合終了時速報】

 4月7日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第8節に臨み、北海道コンサドーレ札幌と対戦。2-1の勝利を収めた。前半29分、ウラへと飛び出した相手選手へのチャージで渡辺剛がレッドカードを提示され一発退場。東京はひとり少ない状態で戦ったが4-2-3または4-4-1で攻撃的な姿勢を崩さず、0-0のまま折り返してセカンドハーフに突入。すると後半10分、ひとりでボールを運びゴール前に進入しようとするディエゴ オリヴェイラを札幌のキム ミンテが倒してしまう。当初はイエローカードの判定だったが、VARの結果覆り、キム ミンテは得点機会阻止の一発レッドで退場。16分、10人対10人の同数となった状態での三田啓貴のフリーキックを永井謙佑が頭で逸らし、これをディエゴが右足で決め、数的不利な状態からの劣勢を覆して先制に成功する。さらに24分にはまたもボックス内に抜け出したディエゴが倒されてPKをゲット、これを自ら決め、点差を2点に拡げた。札幌も同点に追いつくべく攻勢に出て1点を返すが安定感あふれる児玉剛の好プレーもありこのまま試合終了。多摩川クラシコを前に渡辺剛を失う結果とはなったが、質の高い個の力と試合中の対応力を活かした東京が貴重な勝点3を手に入れた。精度の高いキックの三田や的確なコーチングの児玉もすばらしかったが、攻守に渡るディエゴの献身的なプレーが特に光る一戦だった。
(以上)

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