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軸が定まらないことによる不安。どこから改善に着手するべきか【J1第13節「鹿島アントラーズvs.FC東京」観戦記】

 

試合後の長谷川健太監督。


 今シーズンの試合後レポートとしてお届けする「観戦記」。今回は5月9日、県立カシマサッカースタジアムで開催されたJ1第13節、鹿島アントラーズ戦について書いていきます。
 
 勝っているから当たり前なのかもしれませんが、鹿島は沖悠哉、町田浩樹、レオ シルバ、そして数分間の途中出場でシュート2本を放ちうち1本を決めた上田綺世と、各ポジションの“顔”が躍動しています。上田のどっしりとした重厚感は大迫勇也を彷彿とさせるものがありました。ではFC東京はどうかというと、センターラインの軸が定まらない。そもそも万全の選手が各ポジションに揃わないことで戦い方の変更を余儀なくされているわけでこれも当然といえば当然なのですが、格を示せるのはほぼ森重真人のみといった状態です。最終ラインが心許ないということで森重をセンターバックに移し、アンカーを務める人間がいなくなるのでドイスボランチにする、という段取りですから、その目論見が崩れるといよいよ手詰まり感が出てきてしまう。

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