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堀池巧監督「もともと彼らは、個のところはそれなりにやれるところがあるんですよ」【天皇杯2回戦「FC東京vs.順天堂大学」コメント】

 

順天堂大学を率いる堀池巧監督。


○総括
 
 今日の2回戦を、まさか(長谷川)健太くんのFC東京とやれるとは思ってもいなかった。もしかしたら自分自身がいちばん楽しみにしていたのかもしれないですけど。
 ウチのチームはちょうどFC東京の選手がいるし、トップに上がれなかった彼らを「四年後に見返そう」と自分が誘ったという意味でも、長谷川光基、寺山翼、小林里駆が意地を出してくれているので、ほんとうに先制されても諦めずに戦えた。
 
 チームとしてもそうですけど、個人も自信になるんじゃないかな、と。我々にとって今日の試合は、勝ったら無限に得るものが多いと学生も話をしていました。チームとして個人として自分の立ち位置が見える、真剣勝負だからこそ初めて見える部分があるという話をして、「では負けたら失うものはあるの?」と訊いたら「ない。チャレンジで100パーセントやるだけです」と昨日のミーティングで心強く言ってくれて、そのとおり諦めずにやってくれたのはすごくよかったし。
 自分たちも大学のリーグ戦があるんですけど、Jリーグのほうもルヴァンカップがあり、厳しい日程のなかで、ほんとうのトップトップの選手(ディエゴ オリヴェイラら)がベンチに控えていたので「その選手たちを出させよう、そうすれば本物のチームだと我々が認められるんじゃないか」という話をして、最後に主力の選手が出てきてくれて、そういうなかでも勝ちきったというのはチームとしては自信になるんじゃないかと思います。
 
──長谷川健太監督と相まみえての感慨とは。

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