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林彰洋、ただ以前に戻るのではない“これから”への前向きなチャレンジ。「また新たに技術をつくっていくという感覚でやりたい」

 

(撮影後藤)


 ACLへ出発する直前の2020年11月14日、林彰洋は右膝前十字靭帯損傷および外側半月板損傷の重いけがを負った。このアクシデントを受けて翌15日の名古屋グランパス戦は直近の3試合で先発を務めていた波多野豪、18日のベガルタ仙台戦はJ1初出場の児玉剛がゴールマウスを守り、このふたりがカタールで開催されるACLに向けて旅立った。林は治療のため、日本に留まるしかなかった。
 
 ACLに全力で臨む姿を思い描きながら、その舞台まであと一週間というところで受傷。絶望の二文字が林を襲った。一日、二日は絶望感に苛まれたが、立ち直りは早かった。
 
「もちろんACLを控えたタイミングだったので、絶望感みたいなものはありました。かと言ってその絶望感に浸っていてもプラスになることはない。早い段階でいかにこのけがを治して早く戻ってくることが出来るか、そこに焦点を当ててやれるかがいちばん大事だと切り替えました。いろいろな雑念がありますけど、そういうものを切り捨て、膝にフォーカスした行動を常に意識していました」
 
◆前向きなリハビリ
 

©F.C.TOKYO

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