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小川諒也、右サイドでの新境地開拓に手応え。異なるポジションへの取り組みによって「自然と幅は拡がる」と、“開発者”の安間貴義前コーチ

 

©F.C.TOKYO


 小川諒也がFC東京にやってきて初めて右サイドハーフでプレーしたのは2016年6月12日のJ3第12節、FC東京U-23vs.藤枝MYFCだった。途中出場の室屋成を右サイドバックに投入、右サイドバックで先発していた柳貴博(現在は北海道コンサドーレ札幌)を左に移し、左サイドバックで先発していた小川を右の前に持ってきたのだ。
 
 今シーズンはFC岐阜で監督を務めている安間貴義前コーチは「一個前(サイドハーフ)もやっています。ベイル、ベイルと言いながらやっていた」と、このときのことを振り返る。その後、暫定監督としてトップチームを率いたときには、3バックの右ワイドでも小川を試している。その後も太田宏介との同時起用で右サイドバックでプレーしたことがあった。レフティ小川の右での起用には“ベイル大作戦”での過去の実績という全体があり、決して無謀な配置ではない。
 
◆攻撃参加でガンバ攻略を
 
 異なるポジションへの取り組みによって生じる変化を、安間前コーチはこう説いた。

(残り 2008文字/全文: 2536文字)

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