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長友佑都、小平でチームメイトの熱量を上げ、味スタで何百回と声かけ【無料公開/FC東京復帰初戦コメントほぼ全文】

 

FC東京の選手として初の試合後ズーム会見に臨んだ長友佑都。


──久しぶりのJリーグの感想は。
 
 楽しかったですね。
 自分自身、Jリーグは11年ぶりですけど、Jリーグでプレーすることもそうですし、やっぱりこのFC東京の青赤のユニフォームを着てホームでプレーするということがとにかくうれしくて。シビれましたね。
 
──長谷川健太監督は「これだけチームが変わったのは長友佑都のおかげだ」と感謝していたが、長友さんはこの一週間小平で何をやってきたのか(後藤)。
 
 何をやってきた(笑)。
 ぼくは代表戦で軽く脚を痛めていたので、別メニューだったんですけど、最後の三日間だけ練習に出られて、ぼくのもちろんチームに馴染むというところもそうですけど、それ以上にやっぱりもう一回このチームの士気を上げて熱量を上げる、勝利に対する熱量を上げるというところを自分自身はみんなに伝えて練習に入りましたね。
 
──マギーニョ選手との1対1を振り返って。
 
 マギーニョ選手の分析を見ているなかで、やはりスピードがあっていい選手だなと思っていたんですけど、自分自身(相手が)いい選手であればあるほど燃えるタイプなので今日はすべて勝利に勝ってやろうという気持ちで入っていきました。
 
──まさに原点。
 
 そうですね。ここに帰ってきたのも原点を思い出すという意味もありますし、50番をつけていたのも大好きな5番と原点に帰る0番ということでもう一回野心をもって、情熱をもって、守備の1対1で負けない長友を見せたいと思ってピッチに入りました。
 
──合流してから時間がないなかで先発フル出場。よく声をかけていたが、どんな声をかけていたのか。
 
 90分間相当な声をかけていたのでどんな言葉ってひとつでは言えないですけど、やっぱり細かい戦術というか、セカンドボールを拾うことだったりとか、ラインを上げるところだったりとか、コンパクトにするところ、前から行くところ、いろいろな声をかけたり、あとはいちばんかけていたのは、みんなのモチベーションを上げる声をかけていました。前節を観ていてちょっと自信がなさそうな、熱量も含めて少し足りないと思ったので、そこは自分自身がモチベーションを上げるじゃないですけど、みんなを鼓舞して。という声をかけていました。
 
──前半の17分くらいに、右サイドで東慶悟選手がうしろに下げたときに「うしろいらないよ、それ」と大きな声をかけていたがなんでそういう声をかけたのか。
 
 覚えていないです(笑)。
 90分のなかで4~5回だと確実に覚えているんですけど、何百回、もっと言っているかなというくらい声をかけているので、ちょっと覚えていないです。すみません。
 
──うしろに下げるのはよくない、もっと前に行こうよという声かけだったのか……?
 
 それはありましたね。
 前からプレッシャーをかけるところだったりとか、あとは今日、雨が降っていたので
ピッチ状態もそこまでよくなかったのでうしろに下げて変にプレッシャーをかけられて、ボールを奪われるというよりかは前に前に進んでいこうというところでみんな入っていましたし、ぼく自身も試合のなかでもっともっと前に行こうということはみんなに伝えていました。
 
──11年ぶりの国内復帰にふるさと愛媛のファンも注目している。愛媛のファンにもひとこと(地元、愛媛の媒体)。
 
 愛媛魂を見せられるようにがんばります。愛媛はぼくの地元であり育った街なので、誇りをもって自分自身は戦います。
 
──愛媛にFC今治が誕生したが、岡田武史さんとは連絡をとっているのか(同上)。
 
 はい、連絡しています。
 今回も帰ると決まったときに岡田さんに連絡させていただきました。
 
──11年ぶりの味スタはどうだったか。
 
 シビれたのと、すごく気持ちよかったです。
 11年ぶりに帰ってこられてやっぱり当時の思い出だったり野心あふれる気持ちというものを小平でも感じたんですけど味スタでよりいっそう感じましたね。なので、その当時の若かった自分に負けたくないという想いで今日は入りました。
 
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「青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン」について

『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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●MATCH 試合後の取材も加味した観戦記など
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そのほかコラム、ニュース、などなど……
新聞等はその都度「点」でマスの読者に届けるためのネタを選択せざるをえませんが、自由度が高い青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンでは、より少数の東京ファンに向け、他媒体では載らないような情報でもお伝えしていくことができます。すべての記事をならべると、その一年の移り変わりを体感できるはず。あなたもワッショイで激動のシーズンを体感しよう!

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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