寺山翼、J1デビューの喜びを語る。「デビュー出来たことはすごく自信につながる」「サッカーはいま状況、状況のスポーツ」【J1第38節「FC東京 vs. アビスパ福岡」コメント/無料公開】
2021年12月04日 21時08分
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Web囲み取材に登場した寺山翼。
──これがJ1デビューとなったが、J3ではなくJ1のピッチに立った率直な気持ちは(後藤)。
素直にうれしいというのがひとつで、やっぱり森下監督があの時間で自分を起用してくれたことにすごく感謝していますし、デビュー出来たことはすごく自信につながるかなと思います。
──トップチームに帯同している様子は度々見かけたが、あえて何かを付け足そうと言うよりはここまでやってきたことを出そうと思ったのか(後藤)。
そうですね、自分が大学でも積み上げているものをピッチで表現しようと考えていました。
──最後の数分間だけではあったが、戦況に応じて役割がめまぐるしく変わった。その経過を振り返って(後藤)。
最初はアダイウトン選手と替わって左サイドハーフにそのまま入って、森重選手が(負傷で)退場してしまったときは青木選手がセンターバックに入って自分と安部選手がボランチに入りました。
──最初は渡邊凌磨が気づくまでトップ下と左サイドが逆になっていたり、ボランチになったあとは最終ラインに入るところもあったが、もともといろいろなポジションをこなせる寺山選手の対応力が発揮されたようにも思えるが(後藤)。
サッカーはいま状況、状況のスポーツなので、その状況に応じてプレーを変えなければいけないというところでは自分の(長所である)周りを見るところが出来たかなと思っています。
──交代のために呼ばれたときはどんな気分だったか。
自分は中学生の頃からFC東京にいて味の素スタジアムで試合を観ている回数も多くて
やっぱり自分にとっては目標の舞台だったので、呼ばれたときは素直にうれしかったです。
──緊張したり、硬くなったりしたか。
緊張とかはあまりなかったです。
──森下監督がキャンプのときから見ていてぜひ使いたいとシーズンの最後に起用されたことを受け、今後に向けて思うことは。
今日、森下監督にデビューさせてもらって時間が短かったのでそれを今度は出場時間を伸ばせるように、自分をもっと使ってもらえるような選手になりたいと思いますし、まだあと一年大学でも(活動が)あるのでそこでもっと積み上げて、(正式に)加入したときにはスタメンを奪えるようにがんばりたいと思います。
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。
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