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小川諒也「決定力を上げていかないと、いつまでも『内容はよかったけど勝ちきれなかった』という試合になってしまう」【無料公開/ルヴァンカップ第2節アビスパ福岡戦コメント】

 

試合後の小川諒也。


━━メンバーも限られているなかで久しぶりのセンターバックだったと思うが、どのような意識で臨んだのか(後藤)。
 
(J1)公式戦だと初めてというくらいにセンターバックをやらせてもらったんですけど、あまり準備する時間はなかったですし、このメンバーでやるのもあまりなかったことなので、とにかく声をかけ合ったり。
まず自分たちはコンディション自体そこまで上がっていないですし、コンディションを上げていくということも意識しながらやっていました。
 
━━コンディションが整わないなか、サッカーのスタイルもあるが思ったより動けていたようでもあり、自分たちがやろうとしているサッカーが出来た面もある。ポジティヴなところは(後藤)。
 
 今日はほんとうに若い選手も多く出場していて、そのなかで出来ていない部分と出来ている部分とがあったと思います。出来ている部分はすごく多かったと思いますし、これからも、リーグ戦に全員帰ってきたとしても絡めるような活躍を自分たちもやれる、というところはすごく見せてくれたと思います。
 
━━結果については1失点で済んだとも言えるが、リーグ戦につづいて1点を奪えなかったとも言える。この課題についてどう考えているか(後藤)。
 
 チャンス自体はゼロではないですし、今日もこの間の川崎戦もチャンスはつくれていたと思います。そのなかで決定力を上げていかないと、いつまでも「内容はよかったけど勝ちきれなかった」という試合になってしまう。しっかり決めるところを決めていかないといけないと思います。
 
━━決定力に関して、この試合では惜しいフリーキック(前半35分、クロスバーに当たる)があったが、どんな感触だったのか。
 
 そのフリーキックを含め、コーナーキックと合わせて今日のキックは悪くなかったと思います。それが得点になっていないというところが現状だと思いますし、精度をもっともっと高めていきたいと思います。
 
━━若い選手たちをまとめていくためにどう接していたのか。
 
 今日は10代の選手が多くいたり、自分より若い選手が何人もいたので、彼らに声をかけていました。出来れば交代で入ってくる選手に、楽な状況というか勝っている状況でピッチに立たせてあげたかったんですけど、それを出来なかったことを残念に思います。
 
━━どんな言葉をかけていたのか。
 
 荒井悠汰が後半から入ってきたときには「どんどん自分のプレーを出していけ」と言っていました。やっぱりドリブルが得意な選手なので「周りに気を遣ってパスしなくていいから」と。
 
━━まだ公式戦2試合目、これから選手がどんどん復帰していくという状況ではあるが、今日の福岡のような堅く守る相手をどう崩すか、見えてきたものは。
 
 自分たちがやるサッカーを貫けばしっかり、がっちり守ってくる相手チームは出てくると思いますし、アタッキングサード──相手の陣地の1/3辺りからの精度を上げていかないと。ちょっとパスがズレたりして獲られることが多いので、シュートもそうですけど最後の部分を、ラストパスも精度を上げていかないといけないと思います。
 
━━終盤の梶浦選手をはじめとして、いい位置に入り込んでサイドを破っていく仕掛けはうまくいっていたのでは。
 
 いい部分は今日もたくさんあったと思います。ただそこからは自分たちのアイデアと連携のすり合わせだと思うので、それがうまく嵌まっていけば得点につながると思っています。
 
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

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