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光っていた後半の個人、困っていた前半のチーム【ルヴァンカップ第1節(延期分)vs.ジュビロ磐田/観戦記】

 

プレシーズンからの好調を味スタの公式戦できっちり表現した波多野豪。


 活動停止によって延期されていたルヴァンカップグループステージ第1節ジュビロ磐田戦戦のレポートを今節も観戦記スタイルでお届けします。
 
 J1第3節セレッソ大阪戦につづき、相手の攻撃のシチュエーションと提示されたカードの色は異なりますが、フルタイムまであと約30分となったほぼ同じ時間帯に自陣内へと入り込まれ、スライディングタックルで阻止しようとして守備的ポジションの選手が退場処分となるという、似た展開の試合をFC東京はやってしまいました。
 
 前回と異なるのは内容の善し悪し。前回のセレッソ戦はひとり少なくなるまでの60分間が好調で、ひとり少なくなってからの30分間が守り通しはしたものの攻撃に出られないという展開。その反対に今回の磐田戦はひとり少なくなるまでの60分間が、厳しく言えば何も起こせない時間帯で、ひとり少なくなってからは前回と同じ4-4-1ながら積極的に攻め立てあわやゴールを奪うというところまで迫りました。
 
 ホームか敵地か、相手の強さは……と諸条件異なりますが、直近のサンフレッチェ広島戦も含め、あまりよろしくない試合を演じてしまっていることに、アルベル監督も問題を感じているはずです。
 
 その指揮官も名前を挙げていた波多野豪、平川怜、東廉太など個々にいいプレーをした選手はいたものの、課題が出て反省しなければならない内容になったこの試合を前提条件から振り返っていきましょう。
 
◆メンバー編成の意図
 

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