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アルベル監督と安部柊斗の言葉で確かめる現在地と今後の進路【J1第2節名古屋グランパス戦に向けて】

 

撮影:後藤勝


 アルベル監督は名古屋グランパスを率いる長谷川健太監督について、元FC東京の監督だからということは重要視していないが、何度もタイトルを獲っていてJリーグをよく知っている監督だということは重要視している──と述べて警戒した。
「彼ら(名古屋)が空けるであろうスペースのところをうまく衝いていくことがキーポイント。ただ相手は多くの場合8人でブロックをつくり守備をしてくるので、それを打開するのは難しい。名古屋が守備的なゲームプランで臨む可能性もあるが、クオリティの高い選手が揃い攻撃の部分で危険なのでポゼッションで相手が上回る展開もありうる。我々は明日、勝負にこだわってプレーしたい。試合が終わるまで90分間戦いつづけていきたい」
 
 一方、安部柊斗は自らを抜擢した長谷川元監督への感謝と恩返しについて触れた。
「長谷川健太監督には、自分がプロになる前の特別指定の時にもこっちのグラウンド(小平のトップチーム天然芝)で練習参加をさせてもらって、リーグ戦デビューもさせてもらったり、自分をたくさん起用してくれた監督ですごく感謝はありますけど、明日はもう相手チームなので。勝負にはこだわりつつ、ピッチで成長した姿を少しでも健太さんに見せられたらなと思います」
 最近名古屋が採用している3バックとのミスマッチを衝いていくのだろう。名古屋の守備ブロックのどの選手をどこに誘導してスペースを空けさせそこを使っていくかが攻略のカギを握り、こここそが対策であり戦術ということになる。安部も実際にはギリギリのところまで触れていたが、ここでは概要にとどめておく。とにかくここまでが名古屋戦に向けた意気込みの範囲だが、久しぶりの対面取材ということもあり、今シーズン取り組んでいるサッカーそのものについてもいろいろと訊ねているので、以降はその辺りをまとめていきたい。
 
◆練習と補強
 

撮影:後藤勝


 アルベル監督は囲み取材の冒頭、まず今シーズンの取り組みについてあらためて説明した。

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