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アルベル監督のルヴァン実験室はグループステージで終了。梶浦勇輝の公式戦初先発初ゴールも虚しく敗退決定【ルヴァンカップ第5節/vs.ジュビロ磐田】

 ヤマハスタジアムでおこなわれたルヴァンカップグループステージ第5節ジュビロ磐田戦のレポートを今節も観戦記スタイルでお届けします。

 前半の終わり頃にはアビスパ福岡と湘南ベルマーレの試合が福岡の1点リードで試合終了間際まで進んでいました。FC東京はこの磐田戦と最後の福岡戦に連勝しなければグループステージ突破が出来ず、磐田と引き分けるか磐田に敗れた瞬間にこの大会の敗退が決定することを頭に入れながらの後半の観戦となりました。結果は2-1で磐田の勝利。磐田が生き残り、東京はグループステージでの敗退が決定しました。グループを突破していればあと2試合戦えたはずで、チームを進歩させるためのセッション数が少なくなってしまったことは非常に残念です。

◆「いい入り方が出来たので。自信を持ってプレー出来た」と安田虎士朗

 あらためてメンバーから振り返っていきましょう。東京のゴールキーパーは波多野豪。すっかりトップチームの一員となりつつある東廉太とエンリケ トレヴィザンのセンターバック、中村帆高とバングーナガンデ佳史扶の両サイドバックによる最終ライン。ウイングは右が紺野和也、左が三田啓貴で、センターフォワードは山下敬大。中盤は攻撃時に逆三角形、守備時に正三角形となる以前の浦和レッズ戦のシステムに似た仕様で、4-1-2-3と4-2-3-1を切り替えていました。4-2-3-1ではトップ下が髙萩洋次郎、ドイスボランチが東慶悟と梶浦勇輝で、4-1-2-3になると梶浦がアンカーでインサイドハーフを髙萩と東で形成します。ベンチを見るといちばんの大物は渡邊凌磨で、ディエゴ オリヴェイラや永井謙佑は不在。ルヴァンカップをリーグ戦での出場機会が少ない選手たちの“実験室”とする、アルベル監督の選考基準はこの試合でも貫かれていました。

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