花火450発!新国立競技場でFC東京が燃えた
2022年04月30日 0時17分
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「新国立競技場でプレーすることは自分にとっても名誉なこと。チームとして絶対勝点3を獲ろうとみんな気持ちも入っていた」と、安部柊斗。このJ1第10節ガンバ大阪戦はJリーグとクラブが協力して盛り上げたフライデーナイトJリーグの国立決戦ということで自ずと士気が高まっていたようだが、それをさらに高めたのは試合前の演出だった。安部はこうつづけた。
「入場のときも花火が上がったり、炎が上がったりと、選手のモチベーションを引き上げる演出をしてくれて
自分たちもすごく気持ちが入りました」
特に凄まじかったのがバックスタンド越しに打ち上げられた屋根上特殊効果花火の数々だ。いつ終わるともしれない多くの花火は衝撃的だった。その数は選手紹介で煽り映像後と監督紹介後に30発が2回、選手入場時にはいつもの楽曲にシンクロさせながらわずか1分間で390発! 合計450発もの花火を打ち上げた。
ど派手な演出のあと、キックオフ前の選手たちがやけに気合が入っているように見えたのは偶然ではないだろう。最高の舞台で、東京の男たちは最高の仕事をした。
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。
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