一日の長がある浦和に敗れた翌日、髙萩洋次郎と永井謙佑の移籍発表【J1第20節/vs.浦和レッズ】
7月10日、埼玉スタジアム2002で開催されたJ1第21節浦和レッズ戦のレポートをFC東京視点の観戦記スタイルでお届けしつつ、髙萩洋次郎と永井謙佑の移籍についても触れていきます。
正式な移籍発表があった辺りのタイミングで、No.8の移籍に関してタグマの栃木フットボールマガジンから電話取材を受けました。もう記憶が曖昧になってきていて恐縮ですが、そこで、アルベル監督がメンバーとメンバー外の選手をはっきり分けるタイプなので出場機会を求めて移籍する選手が出てくるのは当然という意味のことを話したと思います。
昔、パラグアイに行ったときのことですが、廣山望が在籍していた当時のセロ ポルテーニョの下部組織の練習を観ていたところ、主力がゲームをしているなか、メンバー外の選手はコートの外でフットバレーをやらされ、ほぼ放置されていました。これだから移籍が当たり前だし誰もが必死に職を探すのだなと実感する瞬間でした。
もちろん似たようなことは東京のトップチームにもあって、紅白戦をやっている横でメンバー外の選手には安間貴義コーチ(当時)が稽古をつける、みたいな構図にはなります。そういう光景は数年前によく観ていました。
仮に、メンバー外になっている選手のモチベーションが落ちたとして、それはうまくマネジメント出来ない監督のせいなのか、監督の要求に応えられない選手のせいなのか。おそらくどちらかを責めなければいけない問題ではないのでしょう。ただ、どうしたところで誰もが満足する結果にはならない以上、その問題を計算に入れたうえで監督はうまくマネジメントをしなければならないし、クラブはうまく編成しないといけない。
◆このふたりがいなくなってどうなるのか
記者同士でこの種の話になったときに私が持ち出す例はロアッソ熊本です。
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