【無料記事】インタビュー企画「有料メルマガのキーパーソン」第3回 津田大介(『メディアの現場』発行責任者)その1・2256文字

posted on 2013/09/04/ 09:00:23

有料メルマガ評論家・渡辺文重が、有料メルマガのキーパーソンに迫るインタビュー企画。第3回のインタビューは津田大介氏。有料メルマガの話だけでなく、津田大介氏のツイッター活用方法や高校時代の思い出など、さまざまな話を聞いています。

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◆「経歴詐欺」の恐怖

渡辺:以前、津田大介さんの番組(「津田生深夜便」#2)にて、岩崎夏海さんが登場した時のこと。岩崎さんが「経歴詐欺」について話していましたが、私も「それはある!」と思いました。

津田:ん? それってどういうこと?

渡辺:岩崎さんは、もし、師匠である秋元康さんが「岩崎夏海なんて知らないよ」と言ったら、「秋元康の弟子である自分」がウソになってしまう。つまり、自分が「経歴詐欺」をしていることになる恐怖について語っていましたが、それは私にもあるということです。

津田:なるほど。つまり、俺が「渡辺文重? そんな人、知らないよ」と言ったら……。

渡辺:はい。私の「津田大介の同級生である自分」がウソになってしまう。そういった危うさは、常に感じているということです。

津田:そんなこと気にしてるんだ(笑)

渡辺:というわけで、私が津田さんとは昔からの知り合いだということをアピールしつつ、有料メルマガについて話を聞かせていただければと思います。

津田:よろしくお願いします。

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◆『ハックルベリーに会いに行く』の魅力と有料メルマガの成功ライン

渡辺:ちょうど岩崎さんの名前が出たので、岩崎さんの有料ブロマガ『ハックルベリーに会いに行く』をテーマに、有料メルマガの成功ラインについて考えたいと思います。津田さんは購読されていますよね?

津田:もちろん。

渡辺:私は『ハックルベリーに会いに行く』が大好きなんですよ。長い有料メルマガを読み切れないとストレスになるのですが、それがない。

津田:短すぎるのも良くないとは思いますが……。ただ、『ハックルベリーに会いに行く』については起承転結があって、物足りなさも感じない、ちょうど良い文字数だと思いますね。もちろん、日によって面白さは違いますが、とにかくコンテンツの「打率」が高い。あれだけの文章を週5回も書ける人は少ないと思います。

渡辺:岩崎さんは、累計272万部の大ベストセラー、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』の著者ということで、知名度も高い。そして、配信される有料ブロマガのフォーマットも悪くない。しかし、思ったより購読者が伸びていないようです。

津田:岩崎さん本人とニコ生やった時に彼が話していたんですけど、購読者が増えるかどうかは「本人の愛嬌(あいきょう)の問題」だと。

渡辺:私はじゅうぶん「愛嬌」があると思うのですが。

津田:そうそう、僕もハックルさんは「愛嬌」あると思うんですけどね……。ただ、やっぱり岩崎さんは怖いイメージの方が先行してる部分あるので、1人で話すのではなく、彼の「愛嬌」を引き出す存在が必要なんだと思います。そういう意味で、自分はハックルさんと相性が良いのかなと。岩崎さんと話していると、番組の途中であっても長考に入ることがあるのですが、そういう場合は、角度を変えて質問します。とにかく話をしているうちに、話をつなげていく。これは自分のインタビュー術の1つですね。

渡辺:確かに、岩崎さんのニコニコ生放送を見ていて、そう感じることがあります。隣にはアシスタントとしてジョアンナさんが座っていますが、まだ、遠慮している印象を受けます。

津田:おそらく、岩崎さんも自分の「愛嬌」がどこにあるのかは分かっていて、それを少しずつ認識することができたから、現在の会員数に達しているのだと思います。ほぼ毎日、面白い文章を配信していて、ファンを逃がさない。思想などは異なりますが、方向性としては勝谷誠彦さんと同じ。ハックルさんが目指すべきポジションは「政治以外の分野を取る勝谷誠彦」じゃないかな。

渡辺:『勝谷誠彦のxxな日々。』ですね。会員数は非公開ですが、かなりの会員数がいると言われています。しかし、それに対して、『ハックルベリーに会いに行く』の有料会員数は500人程度・・・。

津田:いや、岩崎さんの有料ブロマガは月額840円。手元に500円が入ると仮定して、500人ならば毎月25万円の収入があることになります。

渡辺:私の給料よりも高いですね。しかし、岩崎夏海というパーソナリティーが、ほぼ毎日原稿を書いて手にする額としては、少ないような気がします。

津田:確かに、25万円という額では、岩崎さんの労力に見合っていないと思います。しかし、会員数が倍の1000人なれば50万円になります。また、面白かった記事をまとめて書籍にするという方法もあります。

渡辺:つまり、500人という数字は、成功ラインということでしょうか?

津田:自身で有料メルマガを配信して感じたのは、300人が1つのラインだということです。300人以上になると、モチベーションも上がるし、良いスパイラルに入ると思います。

渡辺:300人ですか……。『渡辺文重の有料メルマガ批評』は、その10パーセントなんですよね。

津田:そこはやはりある程度の知名度やソーシャルの発信力が求められますからね。そのうえで一定のクオリティーを保ち、継続して行けば、300人は行ける。ただし、岩崎さんの場合だと、現在のスタイルを持続するには会員数が少ないと思います。ですから、早く1000人に到達してほしいですね。

その2に続く(9月6日掲載)


著者プロフィール
渡辺文重

1973年生まれ。福岡県北九州市出身。フリーランス編集者/ライター。有限会社ブンヤ取締役。パソコン雑誌のライターを経て、2003年に有限会社ブンヤ設立。携帯サイトの企画、運営、編集、執筆などを行う。主な分野は、サッカー、ゲーム、アニメなど。メールボックスに届く有料メルマガは、1週間で約100通。ちなみに、アニメの視聴時間は1週間平均1500分となっている。

ツイッターID:@sammy_sammy

著者による内容紹介

有料メルマガを1カ月3~4万円分購読して、その中から「注目!」に値する有料メルマガをピックアップしていきます。特に面白かった有料メルマガは、1週間に1本のペースを目標にレビューしていきます。また、日記も掲載しています。こちらは、アニメに関する記述が多めとなっています。

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