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【山形vs清水】両チーム監督コメント/石﨑信弘監督「まずは気持ちの部分で負けないという部分が出た」(2028文字)

■Jリーグヤマザキナビスコカップ Bグループ 第1節
3月18日(水)山形 3-1 清水(19:04KICK OFF/NDスタ/4,025人)
得点者:38’伊東俊(山形)52’白崎凌兵(清水)64’中島裕希(山形)72’オウンゴール(山形)
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●石﨑信弘監督(山形)
「リーグ戦2試合、なかなか勝てない状態の中での今日のナビスコカップ。若い選手を積極的に使っていこうという中で、出た選手が頑張ってくれたんじゃないかと。その結果、3-1と勝てたのではないかと。まだ多くの問題はあると思いますが、まずは気持ちの部分で負けないという部分が今日は出て、よかったんじゃないかと思います。
引き続きリーグ戦で、ホームでフロンターレとの試合がありますが、フロンターレは今シーズンすごくいいサッカーをやっているので、そういうチームに対して自分たちがどれだけできるか、チャレンジしていきたいと思います」

Q:「気持ちで負けない部分が出た」というお話でしたが、球際の部分でそういう気持ちが出たと思います。攻撃の形という部分でも、かなりチャンスが作れていた。どういうところがよかったのか。
「ここ2試合対戦した相手とは少し力自体が違う部分はあったと思うけど、ボールに対してまずはアグレッシブなディフェンスをやっていこうという形で、ボールの奪い方もボールに対するアプローチもすごくよかったのではないかと。トップレベルの選手たちの中で、なかなかそういう面は出せないかもわからないけど、今日ぐらい勇気を持ってボールに対してのアプローチ、ボールを奪ったあとの攻撃の部分で、勇気を持って飛び出していくとかサポートに行くとか、そういう部分で今日はよかったのではないかと思います」

Q:ホーム開幕戦での初勝利は、次のリーグ戦にはどういう影響があるでしょうか。
「まず、今日ホームで勝ったということで、次の土曜日、ナイトゲームですけど、またたくさんのサポーターが自分たちをサポートしてくれるのではないかと思いますし、たくさんのお客さんが入った中で、自分たちがどれだけ勇気を持ってフロンターレにチャレンジできるか、というところが大事なんじゃないかと思います」

Q:今日起用した若手、高木選手や汰木選手についてはどのような評価を?
「若手といっても高木くらいしか出ていないですけど、彼らのよさは攻撃の部分で積極的にしっかり出ていくとか、クロスを上げていくというよさは出ていたと思いますけど、やはりディフェンスの部分で、今日の対戦相手に対しても、簡単に抜かれてしまうとか、課題が多くあったんじゃないかなと。ただ、チャレンジしていく部分はすごくよかったと思います」

Q:右サイドに入ったキム選手が2アシストの活躍。これについては?
「今日、ボムヨンは右サイドでよかったと思います。ただ、クロスの精度。彼は右利きなので、左からよりももっと正確にプレーしていかなきゃいけないと思うし、左よりも右のほうがまだまだ甘い部分があったのではないかと思います」

Q:ボムヨン選手など、縦パスの意識がすごくあったと思うが、意識付けの手応えは?
「俊の動きだしがすごくよかった部分。今日は川西にしても伊東俊にしても、動き出しやタメの部分で、彼らがいる分、攻撃面でよさが出たんじゃないかと思うし、それに対してボンが冷静にボールをうまく流し込めたんじゃないかと思います」

●大榎克己監督(清水)
「ナビスコカップの初戦で、どうしても勝ちたいという姿勢で臨みましたが、結果は1-3という残念な結果になってしまいました。リーグ戦とメンバーを入れ替えて臨んだのですが、私個人的には楽しみなメンバーで臨んだつもりですが、結果は非常に残念な結果になってしまいました。
当然、山形さんの前線からのハイプレッシャーをどういうふうに外せるかがテーマだったのですが、なかなかうまく外せずに引っかかってしまう前半で、そこからピンチになった。失点したのも1本のパスからです。当然、前から行くのでそういうリスクは伴いながらの戦いになるのですが、そこでやられてしまった。後半、追いつきましたが、その後もちょっとしたミスから失点してしまったかなあと、非常に残念に思います。
選手一人一人は最後まで頑張ってくれたと思いますが、その頑張りがチームとしてなかなか大きな力になれなかったというのが正直な思いです。あとは最終ラインで、長いボールに対して弾けるかどうかというのも大きかったかなと思っています」

Q:結果は1-3でしたが、内容的には可能性のあるゲームを若い選手たちがやったような気がしますが。
「そうですね。できた部分とできない部分があったんですけれども、私個人としては、もっとやって欲しかった、やれるんじゃないかと期待していたので、残念な部分はあります。ただ、白崎などはよく頑張ってくれたし、可能性を感じました」

Q:最初の交代カード河井選手を代えたのは、そちらのサイドで何か気になることがあったのでしょうか。
「いや、怪我です。捻挫をして、ハーフタイムに『行けるかどうか』という状況だったので、やむを得ない交代でした。ハーフタイムから微妙だということで、やっていて難しい、見ている限り厳しいなと。周りの表情も見ながら判断しました」

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