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【山形vs清水】選手コメント(1)伊東俊選手「しっかりやれば通用するということがわかった」高木、中島、日髙選手のコメントも(5031文字)

■Jリーグヤマザキナビスコカップ Bグループ 第1節
3月18日(水)山形 3-1 清水(19:04KICK OFF/NDスタ/4,025人)
得点者:38’伊東俊(山形)52’白崎凌兵(清水)64’中島裕希(山形)72’オウンゴール(山形)
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●MF 10 伊東俊選手:
「(得点シーンは)高い位置でボールを受けて、ボンの顔が上がっていたので、相手と相手の距離感も広かったので、うまく流し込みました。相手も少しボールに食いついた分、すり替われていけたと思います」

Q:チームとして縦パスが多く入っていましたが、受ける側としては?
「ボランチで(日髙)慶太が出て、慶太がボールを持つとパスに関しては縦に入れる意識が高いし、翔太も戻ってきて、ボールを落ち着かせてくれて、(林)陵平君も収まるし。そういう面で顔を出すタイミングも作りやすかったです。だから縦パスが多く入ったと思います」

Q:ゴールはそんなによろこび爆発という感じではなかった?
「相手のメンバーも変わっていましたし、リーグで2試合勝てていないので、自分たちはリーグで残留しなければいけないので。ナビスコでの勝利は次の試合に向けてはいいですけど」

Q:開幕前にゴール第1号を決めたいと言っていましたが、今日のゴールはカウントしたい?
「任せます。でもカップもリーグも両方最初に決められるように頑張ります」

Q:この勝利はリーグ戦につながりそう?
「そうですね。リーグになるとまたレベルも上がるので、今日みたいなサッカーができるかわからないですけど、勝てたことでやってきたことが間違ってないというか、しっかりやれば通用するということがわかったので、リーグで結果が出れば、また流れに乗っていけると思います」

●MF 27 高木利弥選手:
Q:デビュー戦となった90分の感想は?
「最初はガチガチで、みんなに助けられたというか、一杯一杯だったというのが正直な気持ちです。本当にまだまだだなと痛感できた試合でした」

Q:攻守で言えば、攻撃ではある程度やれるところを見せられたのではありませんか?
「そうですね。勢いを持って縦に行くだけなんですけど、そういうところは自分の持ち味なので。それプラス、守備のところでもっと粘り強さや、一つ一つの対応は、改善していかなければいけないと思います」

Q:相手は若いメンバーでしたが、J1を相手にした時の守備については。
「J1は一人一人の能力が高いですし、球際の強さは本当にあるので、その中でできたことがいい経験になったと思うので、これからもっともっと練習して、もっともっと強くなっていきたいと思います」

Q:実際にやってみて感じた課題は?
「もっと上下動を増やすことももちろんですが、球際の強さや一つ一つの局面で強さを発揮して、自分のボールにするところを意識してやっていかなきゃいけないと思いました」
Q:ガチガチだったということですが、最初の7、8分のプレーで、クロスで合わせられたのは、自分の中で気持ちが変わった部分はありますか?
「最初のプレーは縦に行こうと思っていたので、たまたまいい展開でボールが来て、縦に仕掛けてクロスを上げるだけでした。決まってくれればよかったんですけど、そこからもっともっと縦に行こうと意識するようにはなりました」

Q:3月18日という時期のデビューについては?
「怪我人が多い中でチャンスが巡ってきて、もっとアピールポイント、自分の特長を出せればよかったのですが、次に切り替えて、すぐリーグ戦があるので、またメンバーに入れてもらえるのであれば、精一杯やるだけです」

Q:本当に高木選手が頑張らないと、チームが困る状況になってしまいました。
「そうですね。本当にけが人が多いので、自分がやるという気持ちでやっていかなきゃいけないと思います」

Q:お父さんには?
「(苦笑)何も連絡していないです。でも、こうやって出ていれば必然的に伝わるのかなと。もっと、得点に絡んだりというプレーをしていければ、必然的に耳に入るのではないかと思います」

Q:立ち上がり、バタバタしましたが。
「ゲーム自体もちょっとバタバタしていたので、自分もそれに飲み込まれちゃってた部分もあるんですけど、まあもっと自分の特長というか強みというのを試合のファーストプレーから出していかなきゃ、試合には絡んでいけないかなと思います。

Q:リーグ戦に向けてアピールできましたか?
「自分は目の前の試合というか練習を一歩一歩やっていくだけだと思いますので、すぐにリーグ戦がありますけど、本当にメンバーに入れてもらえるのであれば、精一杯自分の特長を出していくだけだと思います」

Q:点数をつけたら何点?
「10点中4点くらいですね。守備の部分だったり、周りとの連携はまだまだなので。もっと山形のサッカーを体の中に染み込ませて、守備の部分でもっと自分が引っ張るじゃないですけど、自分がやっていくという気持ちの部分をもっと出していかなきゃいけないと思います」

Q:それは守備のどんな役割ですか?
「相手のサイドバックに入った時にファーストチャレンジするのが僕の仕事なので、そのチャレンジの対応だったりタイミングだったりは、もっと改善できる部分があると思うので、練習の中で取り組んでいきたいと思います」

●FW 9 中島裕希選手:
Q:今シーズン初勝利の気持ちを聞かせてください。
「リーグで勝ててなかったので、ホームに戻ってきて、今年初めての勝利を挙げることができて非常にうれしいです」

Q:途中出場で最初のチャンスで決めました。
「僕もそうですけど、今日はリーグで出ていない選手がチャンスをつかもうとして頑張った結果が勝利につながったと思うし、僕も結果を出せて勝てたので、次につながる勝利だったと思います」

Q:前の2試合はチャンスも多くなくて、今日は3得点でした。得点の理由は?
「アグレッシブに前から守備をして、ボールを持った選手を追い越して攻撃に行ったところが点を取れた理由だと思います」

Q:2点目のシーンは?
「ボールを取られたかなと思ってちょっと止まっちゃったんですけど、自分の前にボールがこぼれたので、そこから落ち着いて自分で持ちだして、シュートをしました」

Q:初勝利に貢献するゴールでしたが改めて気持ちを聞かせてください。
「本当に何よりもホームでたくさんのサポーターの中で勝てたというのうれしかったです」

Q:次がリーグのホーム開幕戦になりますが、意気込みを聞かせてください。
「リーグでは2連敗していて、今日ホームで勝てたことで勢いに乗っていけると思うので、この勢いを活かして、またサポーターの声援を自分たちの力に変えて、一丸となって戦っていきたいと思います」

Q:途中から入った際の狙いは?
「やっぱり自分のよさを活かそうと思って試合に入りましたし、それが攻撃のところで何回かチャンスを作ることができたので、非常によかったと思います」

Q:川西選手との交代で、下がっての組み立てもあって、自分のよさもという難しい部分もありますが、気をつけたことは?
「間でもらうことも意識してましたし、味方がボールを持ってチャンスがあったら、裏に抜けることを意識して途中から入りました。何本も走って、その何本かの1本が点につながればいいと思っていたし、そのチャンスで決めることができてうれしかったです」

●MF 20 日髙慶太選手:
Q:90分出場して勝利に貢献した感想を。
「していないです(笑)。結果、勝ったというのはよかったんですけど、プレーの質とか、まだまだやらなきゃいけないなと感じました。ただ、最後に相手が疲れてきた中で、最後まで集中を切らさずに走り負けなかったことは収穫かなと思います。でも、もっとできるかなという印象はありました」

Q:たとえばあの場面、というシーンはありますか。
「一つ、裕希さんにスルーパス狙って相手に当てちゃって、そこからカウンターを食らったりとか、守備ももっとやらなきゃいけないんですが、マイボールの時間、プレッシャーが早くてみんながボールを受けたがらない状況になっていく中で、自分がもっとチームの中でボール回しの中心にいられるような存在にならないと。みんな、受けるのが怖くなっちゃってボールもしっかり回せないというのが、今日J1相手に久々にやってみて感じたので、そこは練習からやらなきゃいけないのかなと。あとは、守備はボールを取りきるところ。体で当たり負けして相手にボールがこぼれることが多かったので、それは練習から改善していかなければいけないと思います」

Q:見てる分には寄せはガツガツ行っていたと思いますが。
「プレスは行けているんですけど、結局そこで奪いきるというかマイボールにできるかというところだと。もちろんそれで相手の攻撃が遅れているというのはあったんですけど、ボールを奪いきるというところで。そういうのは本当に積み重ねで徐々によくなっていくものだと思うんですけど、それを感じれたのは本当によかったので。それは練習から継続してやっていけば身につくかなと思います」

Q:攻撃の組み立ての部分はどうでしたか?
「全然です。後半ちょっと何本か自分らしいパスが出ましたけど、本当に流れの中で自分でゲームを作ったという感覚はまったくないし、もっとやれる自信はあるんですけど、チームとして押し込まれる時間が長くて、いざ自分たちがボールを持とうとなった時に、攻撃に人数をかけたり、一人一人がボールをしっかりと握って判断するという時間帯が少ないので、自分が中心となってそういう流れに持っていけるようなプレーを心掛けなきゃなと思いました」

Q:もうちょっと余裕をもってボールを持ちたい?
「J2とはプレスも違うし、パッと前を向いた時に嫌なところを消してくるのは感じたので、でもそういうのも慣れや試合を重ねるごとによくなっていくと思います。あとは皆自分がボールを受けるのを怖がらないで、パスコースを作っていけば自然とボールが回ると思います。なので、自分もそうですけど練習から意識しないと、ボールを持たれる時間帯が長いと、たぶん失点するリスクも高くなると思うので、そこは意識したいと思います」

Q:J1楽しかったですか?
「楽しかったし、もっと自分のレベルを上げたいと改めて思いました」

Q:今日はフリーランというか、日髙選手に相手が付いているから伊東選手が空いて抜けたりしましたが、その手ごたえは?
「自分の感覚からすると、今日は自分がボールを受けられないから、自分が抜けてスペースを空けるようなプレーになっちゃったというか。言い方が変ですけど、本当に自分がどっしりと真ん中に構えてボールを受けてさばいてというプレーを、もう少ししなきゃいけなかったと思います。でも、そういうフリーランは絶対に必要なプレーだと思うので、それは継続してやる部分もあると思います」

Q:3点目の前にキム選手に大きく展開した場面がありましたが、そこは見えていた?
「あれは前半のうちからチームの中で、逆サイドが空くから狙えと言われていたので、あれもアバウトでボンが見えた瞬間に思い切り蹴った感じですけど、もっと質の良いボールを蹴らなきゃいけないと思いますけど、狙い通りでした」

Q:J1で戦ってみて得たJ1で自分が生きていくために必要な要素はどこですか?
「点につながるような縦パスというのは、今日も2、3本あったので、そこは自分のイメージを大事にして継続してやっていきたいと思います。その精度と回数を増やしていくところですね」

Q:林選手に1本いいパスが入りましたよね。
「そうですね。あれがもっと出るように。あれはイメージ通りだったし、ああいうのは相手がJ1とか関係なく、ゴールを生むボールだったので、そういうのは出していきたいと思います」

Q:今日一番の1本?
「逆にあれくらいしかなかったくらいです。あとは左から俊君からボールを受けて、中の陵平君に入ってすごい弱いボールになっちゃったんですけど、あれは、周りから見たら裕希さんが斜めに走っていて、そこに陵平君がいて、ミスに思われたかもしれないですけど、あれは陵平君を狙って蹴っているんですよ。でもあそこにつける選手はこのチームにはいないと思うので、あそこにスパンとボールが入ってたら、決定的なチャンスになっていたと思うので、ああいうボールですね」

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