Dio-maga(ディオマガ)

【4/3練習レポート】3週間ぶりのミニゲーム、一発芸は人生初の…あの選手!(2769文字)

【15.4.3.Fri. 第3運動広場1 くもり】
トレーニングは予定の9:30より数分早めにスタート。
すぐ目に入ってきた変化は、ロメロ フランクの髪型。両脇から後頭部にかけて短めに刈られ、ボリュームのあるモヒカンのようにも見える。負傷明けからの先発の可能性が高まり、いよいよ戦闘態勢か。かつて試合のたびにコーンロウをセットした過去があるが、ロメロ本人は「伸びたので単純に(切った)」とだけ答えた。

写真1

ロメロ フランクの新しい髪型。明日の出場に向けた気合いの表れか

キーパー陣はグラウンド南側でトレーニング。途中、自転車に乗ってきた女子中学生らしい4人組が、10分ほど、ネット越しに遠巻きに練習の様子を見ていた。昨日も親子がキーパー練習を間近で見ていたが、昨年まではなかった光景だ。

フィールドプレーヤーはボールを使ったメニューとスラローム系のアジリティを入れたあと、ミニゲームに突入。今年はリーグ戦第2節の前に行ったあとはキーパーを入れた実戦に近いゲーム形式を行っていたため、リラックス要素のミニゲームは久しぶりとなる。20分1本勝負はネットを越えたボールが駐車場の車に当たり、シュートブロックなどで急所を直撃された選手が複数出るなど珍プレーが続出した。
なお、負けたチーム全員による短い距離のダッシュ&ラインストップ競走が行われ、一番遅かったアルセウが全体練習後の一発芸に決定。厳しい現実から逃れたいのか、アルセウは直後から「フナッシー!フナッシー!」と舩津徹也に代役のオファーをかけていた。

写真2

ミニゲームのひとコマ。當間が両足にボールをはさんだまま、両チームの選手に乗りかかられる。まるでラグビー

このあとはセットプレー。昨日は主力組の守備パターンを行っているため、この日は攻撃パターン。守備は笹原義巳GKコーチが、攻撃は高橋健二コーチが担当しているが、攻撃担当の高橋コーチは選手の動きを細かく指示していた。

全体練習はこれで終了。恒例の手締めの前に、アルセウの一発芸が本当に行われるのか注目された。アルセウは「ヤラナイネ!ヤラナイネ!」と拒んでいたが拒みきれず、意を決して一発芸スタート。
腰をツイストしながらの両足ジャンプを数回繰り返したあと、右手を高く挙げて「ヤーッ!」と言いながらジャンプ、両足着地、そして満面の笑み。

何のネタなのかすぐにはわかり兼ねたが、のちに石﨑監督が「カズダンスだそうです」と教えてくれた。

アルセウ一発芸

本邦初公開! アルセウの一発芸がコレ!はっきり言って、かわいいぞ

■ミニゲーム公式記録(のようなもの)
《概要》
20分×1本
コート 縦60m×横34m
2タッチ以内、2タッチ連続は禁止(必ずダイレクトを入れる)

《メンバー(番号順)》
Aチーム(ビブスあり)
西河、松岡、林、ディエゴ、比嘉、宮阪、當間、萬代、ロメロ、汰木、練習生

Bチーム(ビブスなし)
アルセウ、舩津、中島、伊東、石川、日髙、キム、瀬川、高木利、山﨑、高木純
《スコア》
○ Aチーム 5-2 Bチーム ●

《得点》
3分 高木純(B)、4分 ディエゴ(A)、6分 ディエゴ(A)、8分 伊東(B)、11分 萬代(A)、12分 松岡(A)、18分 ロメロ(A)
《試合経過》
2分
タッチを出たボールはキックインが慣例だが、ディエゴはなぜかスローイン。そのことを指摘されると「ドッチデモイイヨ!」とスローインで押し通した。

3分
クロスが欲しい場面で、ディエゴは常に「バナナ! バナナ!」と要求しているが、ゴール前のディエゴへクロスを送る際に萬代が「バナナ!」と言いながらボールを蹴った。しかし、クロスは合わず。ディエゴが「ソレ、バナナ?」と疑問を呈すると、萬代は「バナナ!ちっちゃいバナナ!」と釈明した。

6分
Aチームの2点目は、その萬代からディエゴへのクロスを見事に決めたもの。2人が無邪気によろこび合う光景は微笑ましかった。

9分
伊東のシュートを倒れた体勢でブロックした西河が一時離脱。

13分
瀬川のシュートが、これを防ごうとした當間の下腹部を直撃。Aチームディフェンダーの受難が続く。これを見て當間に対しツッコミを入れていた敵側の舩津がその3分後、今度は自身が直撃弾を受けることになった。

22分
キムのシュートを足元でキャッチした當間。そのままボールに多いかぶさるようにキープに入ったところ、両チームの選手が密集してラグビー状態に。

20分
2-5と劣勢のBチームは「ヘディング3点ルール」を狙い、アルセウ、山﨑、キムと3連続ヘディングで計9点の大逆転を狙ったが、キムのシュートは惜しくも外れた。

(文=佐藤円 写真=嶋守生)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ