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【嶋コラム:ピッチの片隅で魂を叫ぶ】「新スタジアム構想検討委員会」設立。スタジアム建設の小さな第一歩に。(1)

現在のモンテディオ山形が抱える大きなテーマの一つ、いわゆる「新スタジアム問題」。発端となった市川昭男山形市長の発言からすでに2年が経過しましたが、話を進めるための第一歩がようやく踏み出せそうです。

4月23日のモンテディオ山形決算報告会見の中で、新スタジアム建設に関して、モンテディオ山形の髙橋節社長が私設で立ち上げる「新スタジアム構想検討委員会」が発足することが発表されました。
5月中旬には委員会を立ち上げ、集まった意見などを進捗状況に応じて公表しながら、15年の秋口までに意見をまとめて、最終的にモンテディオ山形の意見として提案する予定となっています。

ではこの委員会、一体何をどこまで検討する組織で、高橋社長は新スタジアムにどういう考えを持っているのでしょうか。それが今回のコラムのテーマです。
髙橋社長の会見を元に、この委員会が立ち上がった経緯をまとめながら解説します。

髙橋節社長

国内外のスタジアム事例なども交えながら、サッカースタジアムと街づくりの魅力を語る髙橋節社長

●クラブライセンス制度も関係した「新スタジアム構想検討委員会」の設立の経緯

まずはこれまでのスタジアム問題の経緯をおさらいしましょう。

モンテディオ山形のスタジアム新設問題は、13年2月、市川昭男山形市長がホームスタジアムの移転も視野に入れたスタジアムを建設したいと表明したことに始まりました。

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