【円コラム:そんな睡魔に起こされて】ある日のキャプテンマーク(1257文字)
今年の3月1日、場所は日産フィールド小机。今シーズン開幕前最後のトレーニングゲームが行われていた。1週間後の開幕戦の先発と目される主力組はその前日、大宮アルディージャとの非公開のトレーニングゲームに出場していたため、関東学院大と対戦するこの試合は、いわば控え組のメンバーだった。
雨が降る肌寒い天候の中、長いキャンプを締めくくる最後の試合で、腕にキャブテンマークを巻き先頭に並んでいたのは日髙慶太選手。記憶を辿ってもトレーニングゲームで日髙選手がキャプテンマークを巻く姿は思い出せない。モンテディオの一員になってからは、おそらく初めてのことだった。
日産フィールド小机は日産スタジアムに隣接している。その立地上、ジュニアユースまで横浜F・マリノスのアカデミーで育った日髙のモチベーションをくすぐる石﨑信弘監督の粋な計らいかと、試合中もずっと疑わずにキャプテンマークの動きを気にしながら観戦を続けていた。
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