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【山形vs山形大医学部】山形大学医学部選手コメント:斎藤大三選手「自分でも『あれっ?夢見てるのかな』と思いました」山口翔選手「(モンテディオが)あれだけ本気で来てくれたので、非常にありがたかったです」(2202文字)

■第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦
8月29日(土)山形 7-1 山形大医学部(19:00KICK OFF/NDスタ)
得点者:1’斎藤大三(山形大医学部)14’高崎寛之(山形)17’川西翔太(山形)29’川西翔太(山形)42’中島裕希(山形)46’高崎寛之(山形)68’萬代宏樹(山形)87’萬代宏樹(山形)
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●斎藤大三選手
「得点は始まって1分も経たなかったので、自分でも『あれっ?夢見てるのかな』と思いました。クロスボールが相手のセンターバックの真ん中に落ちてきて、気づいたら自分の足元にありました。自分でも『もしかしたら、これ、イケるんじゃないか』と思ったんですけどね」

Q;あの形は狙っていた?
「いや、狙ってはないんですけど、偶然なんですけど、結構自分らしい形でゴールできたかなと思っています。交錯してグチャグチャっとした中から決めれたので。あそこで負けたら負けるので、ワンチャンス狙いというか」

Q:試合を振り返れば残念な結果でしたが?
「残念ですね。でも、プロとやれて本当にうれしかったですね。全然信じられないですけど、うれしいだけです。点を取れてうれしいですけど、ただ大差で負けてしまったので、ここからまた出直していきたいですね」

Q:勉強とサッカーの両立は大変なのでは?
「ここ最近はサッカーのほうに重心が移ってる気がしましたね」

●山口翔選手
「全体としては正直、楽しかったというのが一つ。まさか先制するとは思ってなかった。『現実なのかな?』と思ったのは正直なところで、でも後半とか非常にみんな集中して守れたのかなというところがあって、そこはよく守ったなと。成長する材料にはなったのかなと思いました。プロから学べたというのは非常に大きいですね。今まで通りやってたら無理なんだなというのを学べた部分で、それはみんな良かったと思います。下の学年が中心なので、下の学年の早い段階で学べたというのが非常に大きかったと思います。これからはそれを逆に生かさないと意味がないと思います」

Q:悔しさと清々しさとどちらが強いですか?
「悔しいのは、それはそうですね。勝負に関してなので悔しいのは当然なんですけど、でも、『うわー!』っていう感じの清々しい感じが大きいですね、僕からしたら。1点取れたこともそうですけど、7点取られましたけど、それ以外に守れた部分とかも結構あったと思うので、そこは逆に自信を持ちたいなと。だから清々しい気持ちもあります」

Q:今日の布陣はいつ考えましたか?
「あれは県予選の決勝が終わって、(練習が)水・金2日しかなかったので、どうしようかという話で、本当は水曜日に『5バックやってみよう』という話で、あまりしっくりこなくて、結局いつもどおりやるかとなったんですけど、金曜日にちょっと修正し直したというか、引き気味のいつもの4-5-1でやるかという感じでした。対策を練ろうと思ったのは水曜日からですけど、結局実質あの形になったのは金曜日かなと。(試合の)前日にはなったんですけど、結局1週間しかなかったので、いつもどおりやるかと。いつもどおりやりつつも引きながらやろうかということで、いつからと言われれば金曜日からかなあという感じです」

Q:4バックの両脇にサイドハーフも下りてきて、それでも後半はサイドからボールがたくさん入ってきました。
「相手がプロなので、対人で勝てるわけではないので、そこが難しい部分ではあったと思うんですけど、ただクロスを上げられても中で集中できた部分は、センターバック2人でとか、カバーの位置だったりというのは結構良かったのかなとは。なんか一つ、二つとかできたことがあったんじゃないかなというのは、非常に大きかったですね、僕としては。成長させてもらったなというのはあります。もともと僕、センターバックじゃなかったのもあって、いいゲームをさせてもらった。それは本当に個人的には大きいですね。1点取れたのはちょっとびっくりしましたけども」

Q:しかも立ち上がりに、いきなり。
「『えっ!?』っていう。『試合やってんのか?』って感じだったので」

Q:早く先制し過ぎて逆に変な感覚になったりということは?
「逆に早過ぎて、入ったのか入ってないのかみたいな感じだったので。でも後半は、前半で慣れてたというのが大きかったと思うので。前半でいきなりプロのレベルを見せつけられたという攻め方されたので、そこでなんとか守りきれたらなという部分はあったんですけど、やっぱプロですからね、という感じですね。ほんと時間はめちゃくちゃ経つのが速かったので。あっという間でしたね。前半とか本当に記憶ないぐらい、めっちゃ速かったですね。貴重な一戦をさせてもらって、モンテの人にも感謝です。あれだけ本気で来てくれたので、非常にありがたかったです」

Q:本気で来た相手に、こちらも精一杯頑張った感触もありますね。
「あります! 良かったです、やれて。それが正直な気持ちです」

Q:4年生ということで、今後の試合などはひとまず?
「そうですね。これで僕の代は終わりになるので、次の代にはなるんですけど、さっきみんなにも言ったんですけど、天皇杯に出場したという肩書きが残るので、そこで練習試合一つにしてもちゃんとやっていかないとというか、下手な試合はできないなというのはあるので、逆に楽しみというか。毎回毎回、気を引き締めてやっていかないといけないので、そこはみんなとやっていきたいなという部分です。10番の斎藤が次、キャプテンになるので、アイツを支えながらやっていきたいなと思います」

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