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【山形vs清水】プレビュー:降格決定後の清水戦。何をモチベーションに戦うべきか(2086文字)

■2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第16節
11月7日(土)山形vs清水(14:00KICK OFF/NDスタ)
開催情報(山形公式)
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前節神戸戦で敗れ、J2への降格が決定してから2週間が経とうとしている。チームは神戸戦後に3日間のオフを入れてリフレッシュと気持ちの切り替えを図り、練習試合とトレーニングで清水戦に向けた準備を行ってきた。

チームが降格してしまったことに関しては、それぞれが悔しさや課題を抱えながらも気持ちの切り替えはできているようだった。不幸中の幸いか、ナビスコカップ決勝戦を挟むタイミングで次のリーグ戦まで2週間空いたため、心の整理をする時間にも充てられたのかもしれない。

ただし、降格した事とは別にチームの中に感じられていたのが、リーグ終盤にある独特のピリピリ感だ。石井TDが10月下旬からスカウティングのために2週間近くブラジルへ渡っていたように、すでにクラブは来年度に向けた選手補強やチーム編成に動き出している。

降格した今年は、大幅な選手の入れ替えも十分に想定される。現在所属している選手達も来年度にはどうなっているのか分からない状況の中で、試合に出ている選手からも出られていない選手からも、残留争いとはまた違った強い危機感やピリピリとした空気がかすかに感じられていた。

これまではJ1残留という大きな目標に向かって戦えていた部分もある。しかしそれが叶わなかった今、新たな目標やモチベーションを「来季に向けて」や「16位確保」という所だけに設定するのは、自身の立ち位置が不安定な選手達にとって容易ではないのも理解できる。

そういった中で、「自分の事だって全然分からない」というキャプテンの山岸はこう話していた。

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