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【臨時株主総会 会見コメント】細谷知行 山形県スポーツ振興21世紀協会理事長のコメント

Q:12月1日に辞任するということを高橋社長が言われている中で、今回総会を急いだというのは何か。
「ですから、私どもはそういうふうにお辞めになるという認識だったわけですけども、周辺でありますとか、マスコミの方でありますとかになりますと、ちょっと表現が違っているようなところがあったなというようなことで確認をしたところ、必ずしも、我々に話されているようにかどうか、ちょっと不明なところがあったということであります」

Q:1億円の黒字があるんだったら、補強をちゃんとしていれば良かったじゃないかという話がありましたが、そこがひとつ問題だったと。
「そこらへんがひとつ問題というよりも、そういうふうな意見もありましてですね、何と言うんでしょうか、『補強したくても弱小でお金がなかった』とかいうふうに言われたりもしていますので、実際に黒字が出るのであれば、もうちょっと前に投資をされていればどうだったか、という声があるということですね」

Q:森谷さんはサッカーの現場経験がないということですが、そういったミスがあれば、現場経験者を連れてくるという考えはなかったんでしょうか。
「そういう意味ではですね、彼の性格的な良さとですね、調整能力と言いましょうか、政調能力と言いましょうか、そういったところも非常に買っておりまして、そういうふうなところで、いろんな方からのアドバイスも受けて、適切な判断をしてもらえるんじゃないかなと思います」

Q:細谷理事長のほうから高橋社長のほうに辞任を促したという話なんですけども、49%の株を持っているアビームコンサルティングと、2%の山形県の方々の反応というのはどういったものでしたか?
「私の動きについては三者合意のもと、株主合意のもとです」

Q:どの株主もすべて同意したという形でよろしいでしょうか?
「はい」

Q:株式会社化されて2年目ということで、以前の体制よりはより会社として、組織として、独立性を保っていかなきゃいけないという成長段階の時期だと思いますけど、その中であらためてですけど、株主の権限というものについてはどのようにお考えでしょうか?
「株主の権限というのはそれなりに、その株数によって左右されると言いましょうか、意見が持てるだろうというふうに思います。株式会社アビームさんとですね、21世紀協会とが手を結んで連携をして運営をさせていただくようになったというのが非常に大きくブラスにはたらいていると思います。今回の黒字って言うんでしょうか、そういったところも民間のアビームさんの力によるところが大きいというふうに聞いてはおります」

Q:株主についても発言権はおおいにあるという認識でよろしいでしょうか?
「それは発言権はそれなりに持っていると思います」

Q:責任の取り方という意味では監督の続投というのが発表されていましたが、あらためて、社長が退任することによって監督人事に変更がないということでよろしいですか?
「先ほどから申し上げていますようにですね、監督の活躍によってモンテは支えられたというふうに思います。それは留任というふうになったことについては、まったく異論はありません。大変そういうふうな評価はしておりまして、ぜひ来年、J1に向かっていってもらいたいと思います」

Q:繰り返しになるんですが、石﨑監督に落ち度がなくて満足しているなら、なぜ社長が責任を取らなきゃいけないか、もう一度、具体的に教えていただけますか。
「要するに、先ほど申し上げたように、15分の12の社でですね、何らかの形で責任を取っておられるというようなことがあるわけでございますので、その過程において、まったく何事もなくというようなことが、ブロスポーツを運営する会社としてどうなのかというところからスタートして、ということです」

Q:高橋社長に具体的な落ち度があったというわけではなく、責任を取らなくちゃいけなくて、社長が責任を取ったと。
「社長というのは成績ばかりじゃなくてですね、いろんな面においてのすべての責任を負うわけですので、そういう意味で社長さんに『どうでしょう?』ということですね」

Q:成績以外の責任を負ったところというのはどこにあるんですか?
「まあ、全般的にということですね」

Q:全般的にというのは具体的にはどういうことですか? たとえば挙げるとしたら。
「先ほどちょっと申し上げたような、黒字決算なわけですけども、それは大変いいわけですが、一方、もう少し残留に対する工夫と言いましょうかね、お金を使う工夫ということも…。観客動員数もですね、J1に初めて昇格した2009年、そのときは1万2050何人(ママ)いたわけですけれども、今年は残念ながら1万3000人ですかね(のちに広報より1万30人と訂正)。というようなことで、2000人ちょっと減っているということがあるわけでございます。そういう意味では、観客の動員数についてはもう少し努力が必要だったのかなというふうに思っております」

Q:15チームというのは、毎年3チーム降格するので5年遡ってということですか?
「はい」

Q:森谷さんを選んだ理由を挙げていただいたんですけども、経営的な手腕というものはどのように評価されているのかというのと、森谷さんにいつ打診されたのかというのを教えてください。
「財団法人の有機ELの会社…産業技術振興機構ですね、ここの専務をされていまして、そういうことの専務理事を務めていて経営に携わっているという観点、あるいは県の部長として総務部の経験なんかもありますし、企画振興部長のときにはいろいろ【聞き取れず】、次の環境エネルギー部長のときには太陽光発電事業とか、今年から始まった山形新電源の設立というのを担当されておりますので、そういった面では明るいというふうに思っております。(いつ打診されたか?)それは11月の中旬ですね」

Q:細谷副知事が、という形でよろしいですか?
「それは私です。それは私が打診をしたということですね」

「新年度もよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました」

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