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【臨時株主総会 会見コメント】高橋節 株式会社モンテディオ山形前代表取締役社長のコメント

その結果としては、皆さんからも好意的に書いて頂きましたし、そして何よりも嬉しかったのは11月7日のホーム最終戦のセレモニーで、こういう形で終わった場合にはブーイングが吹き荒れるんじゃないかなと思っていました。監督の続投は決まっていましたから、フロントに対するブーイングが多いのかなと。その中で皆さんも見たと思うんですけれども、そんな先の将来ではないですけど、近い未来に輝かしいモンテディオがあるんだと。それを実現するためにサポーター、会社、チームも一緒になってやろうじゃないかと、非常に良い形でセレモニーが出来たという事で。これを一日も早く皆で力を合わせてまた実現することが、私達の今回の残念な結果に対する責任を果たす道だなと思っていまして、社員の皆さんともその話をしながら、来季こそはという風に考えていた時期でのこの話だったものですから、私は本当に『え?なんで?』というのが最初の素直な気持ちだったと思います。

ただ、色々考えれば、そういう責任の取り方もあるのか、一部からとは言え、株主からのそういう声は、仕組み上重い物でございますので、その両方を考えながら、いかにしたら良いのかなと。

私達の結論は12月1日の臨時取締役会にその場を移すと相談をしておりました。なぜ12月1日かと申しますと、多くの取締役が集まった中で、今期の黒字決算の見通し、そして来年はJ2になりますので、当然の事ながら、Jリーグからの配分金とかおそらく入場者数も減るでしょう。そうすると収入規模は間違いなく落ちます。その時に果たしてチーム編成にどういう対応ができるかとなると、二つの年度を合わせて、資本剰余を備えながら2ヶ年連続したチーム編成や運営体制を作る必要があるんじゃないかということを役会でお話させていただいて、大きな方向性の了承を得たいなと思っていたわけです。

それに加えまして、モンテディオ山形がスタジアムをどう考えるんだと言われて、私の記憶ではかれこれ2年になります。その間、会社の中で色々な取り組みをしてきましたが、なかなか提出先が見当たらないという状況が続いていましたけれども、今年はいよいよ本格的に、我々だけではなく、皆さんの意見も聞きながら、周囲の意見を聞きながら作ろうと言う取り組みをしたのは、4月の記者会見で申し上げたと思うんですけれども、その結果がまとまりました。この間のサポーターのサンクスイベントでも申し上げましたが、これを今度はどういうふうに展開しようかという事を、すでに取締役の皆様には内々に打診していたんですけれども、正式に決まってなかったものですから、1日の取締役会でその方向性を示してですね。そうすると、今シーズンの一つの大きな区切りがつくのかなと。その後に自分の処し方を考えていたんですけれども、今日、急遽、臨時の株主総会が開かれるということですから、それは重い判断ですので。方向性としては、時期のズレ、あるいは抱えている課題に対する姿勢の問題とかはちょっと私も必ずしもピッタリしない所はあるんですけれども、是非、そういう流れで皆さんから受け取っていただきたいと思います。

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