Dio-maga(ディオマガ)

臨時取締役会後 森谷俊雄新社長就任会見でのコメント(全文)

Q:スタジアムについて、構想委員会で検討されていたということで、実現に向けた取り組みにステージを上げるというのは、具体的にどういうことを考えていらっしゃるのかを聞かせてください。
「私の認識としてですね、スタジアムというのはクラブライセンスの問題だけではなくて、目指すべき強いチームを作る。先ほどの言いましたけれども、ホームで勝てるチームを作る。そういう意味では、観客の収容力も非常に大事ですし、あとは経営の安定化ということもあります。ですから、基本的な認識として、非常に大事な課題で、経営のトップを担ううえで非常に大きな仕事だなという認識がございます。それを、いろいろ資金の調達であるとか、整備主体をどうするかだとか、さらには、多くの方に応援していただけるスタジアム作りというものを、どういうところの立地にするのがいいんだろうか、また、資金とも絡んでくるわけですけども、どれくらいの設備を伴ったスタジアムがいいのか、まだまだ議論していかなきゃいけないと思います。整備主体にしても。もちろんそういう意味で、一株式会社のモンテディオとして、現状から見れば、どこが整備主体になっていくかということも含めて非常に大事な問題だと思うんですよね。そういうところも今後の議論のポイントになってくると思います。実現したい、その場合、どこの場所ということもありますけども、これから具体化していくうえでいろんな課題があるのは事実です。私はなんとか実現に向けた取り組みを進めたいというのは心からそう思ってるんですけれども、そのための課題をですね、整理しながら、また今回もご質問いただきましたけれども、これからの取り組みのスタートとなるお示しの仕方も含めながらですね、しっかり前に進めていければなと思っております」

Q:お考えはわかるんですが、検討委員会の報告が公にされたあとに、具体的に何をするのかというのがわからないのと、どういう形で前に進めるかという具体的なところはどうですか?
「まず、県民の方々、皆さんも含めてですけれども、記録をお示ししていくというのが一つ。あと、各地区のいろんな競技にかかわる関係の方々とか、あるいは市町村、あと当然、社内でも、先ほども取締役会を開いたわけですけども、そういった各取締役のお考えも詰めながらですね、単なる画をお示ししていくというだけではなくて、画をどういうふうに実現につなげていけるかというようなことを整理して進めたいなと。答えになってるか…たとえて言うとどういう…」

Q:当然、県にもかかわっていただかなきゃいけないんでしょうから、県と次のステップの議論の場を求めていくだとか、資金集めで具体的にこういうことをするとか。そこがあってのこういう言葉なのかなと。
「まずですね、一番大きいのは整備主体ですよね。短期で言うと、公設公営でいくのか、公設民営でいくのか、はたまた民設民営でいくのか。一概に公設民営と言っても、いろんな手法があると思います。その中でいくつかの選択もある中でどういうふうにしていくのかということも含めてですね、もう少し議論を進めながら、現実的な問題として構想を引き継ぎながら前に進められるかということを、しっかり進められるようにする」

Q:引き続き会社内での議論を進めるということですか?
「もちろん、社内でも詰めたいと思いますし、あとはお示ししてお知らせしたあとは、さまざまな関係者からご説明に上がるということもあると思いますし、いろんなそこでのご意見を聞くということも出てくるかと思います。まずは、そこから出発して、さまざまご意見というものを社内の中でもさらに、そして社外からも広くいろんなご意見というものを頂戴していきたいということです。まずはアクションとしては」

Q:スタジアムを、何年後ぐらい先にあるものだと考えていますか?
「はー…、わかりません。これからです」

Q:チームの今季の部分ですが、社長からご覧になっていて、今季降格した原因がどこにあるのか。高橋前社長を解任した理由に、「補強が足りない」とか「観客動員が足りなかった」という部分もあるんですけども、そういうのもお感じになっているのか。今季の総括をお願いします。
「新社長としてということでございますけども、むしろ現場を指揮した石﨑監督、さらに中井川取締役、あと石井テクニカルダイレクターの総括を、私としてもうかがっております。大事なのは、結果はもちろんプロですから、すべてではありますけど、どう総括し、次にどうつなげていくか。ここが非常に大事なポイントになってくると思いますので、そこは今年はですね、一つは、私が課題として頂戴しているのは、得点力不足というのが一つ、報告を受けております。あとは守備ということで、これは非常に残念だったんですけれども、怪我で長期離脱をせざるを得なかった選手、そういったことも原因にあるんですけども、やっぱり守備面でも、特にゲームの後半に点を奪われる局面が結構多かったと。あともう一つは、残留のために非常に大事なポイントでの試合というのがあったわけですけども、そこで勝ち点をもぎ取れなかった。そういった総括をしながら、チーム編成なり、これからのトレーニングに進めていきます、戦術を作っていきますという話を聞いてますので、そこは専門のプロがいますから、私たちはそれをしっかりサポートできるように、経営を、具体的には予算面になりますけども、支えていきたいなと思っています」

前のページ次のページ

1 2 3 4 5 6 7
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ