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臨時取締役会後 森谷俊雄新社長就任会見でのコメント(全文)

Q:意地悪な質問で申し訳ないんですけども、今回の一連の社長の交代劇というのが、J2に降格した、目標を達成できなかったということの総括として代わられたということですけれども、となりますと新社長もですね、来季J1再復帰を目指す中で、仮に来季、再復帰できなければ、そうした総括になるのかなと思うんですが、そういうご覚悟で、つまり1年後、目標達成できなければご自身の進退を問うということのお考えをお持ちで今回就任されているのかということなんですけれども。
「私はクラブ運営を担う最終責任者です。その中で、経営のトップとしてどういう責任の取り方をすべきかというのは考えなきゃならない。当然だと思います。プロのチームのクラブ運営ですから、結果については、最終的な最高責任者としての責任というのはあるんだろうと。ただ、最高責任者としての責任というのは、成績だけじゃないですね。もちろん経営、いろいろ多岐にわたる責任者だと思っておりますので、私としてはその最高責任者であるという自覚を持ってですね、お引き受けした以上、しっかり進めていきたいと思いますし、今日、そういう思いのもとで就任しているということでございます」

Q:森谷社長もモンテディオ山形のファンということでお伺いしたいのですが、モンテディオ山形の試合をいつ頃からご覧になっていて、年にどれぐらい観戦なさっているか。あと、差し支えなければ印象に残っている試合とか、そこで感じたところを教えてもらえればと思います。
「そうですね、何年だったかな。高橋(前)社長が21世紀協会の理事長になられましたよね。あの頃、通い出した。前はたまにあるテレビでということだったんですけども、実際、足を運ぶようになったのは、高橋前社長が21世紀協会の理事長になられたあたりからだったような気がします。数年になるんですかね。3、4年になるかなあ。で、どれくらいの回数ということですけども、土日になるわけですけども、あまり記憶はないんですけども、J1に上がったというようなことで、あと去年昇格したという、非常にうれしかったこともあって、今年はそうですね…10回以上はホームグラウンドに足を運ばせていただいたと思っています。あと印象に残った試合ということで言うと、やっぱりJ1のトップのチームに勝利したこともうれしかったという思い出かあるんですけども、後半、なんとか追いつけそうだったのに追いつけないで、ちょっとパタパタっと離されちゃったとか、今日は引き分けで勝ち点一つは取れそうだなとか、そのとき以上に悔しい思いをした試合のほうが、むしろ印象に残ってて…」

Q:どちらか対戦チームの相手、この試合だったというのは憶えていますか?
「ホームグラウンドで多くの声援を受けながら、ということがあったわけですけども、仙台とホームでやりましたよね、後半。残念ながらああいう結果になったわけですけども、なんとか、もしかしたら同点とか勝ちに行けたのかなあと。最後ちょっと、仙台にやられたというような記憶もあったんですけれども、結局ノーゴールで、相手サポーターからはブーイングも出てましたけれども、あの試合、あれだけの観客があって、みんななんとか残留してほしい、勝ち点3を願ってた中で、印象に残ってます」

Q:11月中旬に就任の打診があって、サポーターの思いを見ると逆風との見方もあったと思いますが、その中で、社長に就任するという感情はどのようなものですか?
「私としては、来シーズン、しっかりモンテに戦ってほしいなというのがすべてです。その中で、いまこういう形でさまざまな意見があるということは承知していますけれども、なんとか回復に向けて強いチーム作りができて、監督以下選手がプレーに専念できるように、私なりに取り組んでいくということがすべてかなというふうに思っております。非常にチームに影響がなければなと思いの中で就任しましたし、そこはチームに影響がないように、スタッフ一丸となって支えていきたいと思っています」

Q:高橋前社長とは何か直接話されたということはありますか?
「今回の人事に絡んでですか? お話はしておりません。まだこういう中で、本当はお話できればという思いはあるにしても、高橋(前)社長の退任の状況なり、あるいは、これからのことと考えた場合に、私からご連絡を差し上げる状況ではないなというふうに、私からはですね。私から具体的に話したということはないです」

Q:個人的なご意見を聞かせていただきたいのですが、今回の高橋前社長の退任をどういうふうにご覧になりましたか?12月1日の予定が前倒しになって、事実上解任という一連の流れは。
「個人的にというか、私としてはチームのためにも、私がどうこうということではなくて、現状の中でですね、これからのチーム運営の中で私がどうできるかと。そこの一点ですね。これからの来季に向けた、もう動き出してる。そこに影響がないように、プレーに専念できるように、なんとか頑張っていきたいということです」

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