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【練習レポート】東京ヴェルディに2-0で勝利。収穫は守備のメリハリ。

館山キャンプに入ってから18日目。今季3度目のトレーニングゲームが行われた。東京国際武道大学戦、流通経済大学戦の先の2試合はほぼ全員が45分間前後プレーしていたが、今回の東京ヴェルディ戦は、90分間戦える体力をつける狙いと、「ある程度コンビネーションも煮詰めていかないと」(石崎信弘監督)という攻守の連携面も考えた上で先発メンバーを固定し、コンディションを見ながら随時選手を変えていく方法をとった。
プレー時間に差が出ることもあって、試合前の午前10:00からは先発しない選手たちが石﨑監督のもとで1時間強のトレーニングを行っている。

山形の1本目のメンバーは以下の通り。これまで通り3-6-1のシステムとなる。


1本目スタート時

試合は、立ち上がりに相手のツートップに行ききれずに押し込まれたものの、大きなピンチにはならずにほどなくモンテディオのペースとなった。
守備ではモンテディオのプレスがはまっていたが、それ以上に印象的だったのは「行く」「行かない」のメリハリが利いていたことだ。

「練習では皆がばーっと行き過ぎてたんですけど、試合になると声がかかって一気に取りどころというのがね、サイドの方に絞っていけてるので、非常にいいかなと」(佐藤優平)

チームの中で声を掛け合いながらプレスのタイミングを計っており、状況次第でいけないときは割り切ってブロックを敷いて待ち構えることもある。もちろん、行くときはファーストディフェンダーから全員で連動して前に出ており、ディエゴローザやディエゴが奪ってそのまま速攻につながる場面も少なくなかった。

9分にディエゴローザが中盤高めの左サイドで奪ってそのまま左に流れるディエゴへ。流れたクロスを拾った山田拓巳から中央で佐藤が繋いで川西翔太がシュート。これはGKが弾いたが、高い位置で奪った時に佐藤や川西が攻撃に絡む回数が増えており、二人の攻撃参加での貢献が目に付く。

その後、アルセウ、佐藤とミドルシュートが続いたあと、30分にモンテディオが先制。中央で前を向いた佐藤が「イーブンなボールでも入れていいといわれていたので」と、ディエゴへ浮き球で縦にパスを出すと、ボックス内右で潰れてボールがこぼれる。先に拾った山田がマイナスにパスを送ると、中央で受けた佐藤がそのまま右足で流し込んだ。

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