Dio-maga(ディオマガ)

【トピックス】キャンプ帰りの練習初日。2時間かけてハーフコートを雪かき

山形県内では十数年ぶりと言われる暖冬の影響で、モンテディオ山形が使用する山形県総合運動公園内のグラウンドの積雪は例年と比べれば格段に少ない。それでも定期的に降っていた雪と、3月1日に山形市内で12cmが観測された雪により、第3グラウンドやサブグラウンドは一面が白く雪で覆われた。

そのため急きょ前日の3月1日に除雪作業実施ボランティアのリリースが流れ、翌朝7時半からサポーターと森谷社長をはじめとしたクラブスタッフあわせて50名が除雪を行った。

朝8時過ぎの写真。まだ一面が白く覆われている。

ピッチの積雪はクラブ発表で12cm。前日分の雪が多いのか、それほど水を含んでおらず軽めの雪だったこともあって例年よりも除雪は順調に進み、ハーフコートプラス5メートル分の雪を2時間弱で片付けられた。トップチームの練習は午後の練習こそ中止になったものの、ハーフコートでしっかりと汗を流せていた。

新加入の栗山直樹は「寒いですが、雪の中でもこうやって練習できるのはありがたい」と話し、石﨑監督も「雪が無いと聞いていたが、帰ってきたら雪だった。何が起こるか分からない。皆さんがいなかったら練習できなかった」と感謝を述べていた。

明日の朝も除雪は行われる予定。今日の積雪状況を踏まえて明日の朝7:30頃にクラブが最終判断するそうだ。

ラインの外側や芝生外のタータンには除雪機が入る。これ以外にも大型の除雪機が導入されている。

ラインの外側や芝生外のタータンには除雪機が入る。これ以外にも大型の除雪機が導入されている。

スノープッシャー(手前の紫のもの)を持った人が近くの雪をかき集め、スノーダンプを持った人がまとめてピッチ外に運んでいく。この役割分担は毎年自然にできている。

練習後のTV用囲み会見に向かう石﨑監督。 直前まで自ら雪かきをしていたが、スノープッシャーをかついだままカメラの前に立ち、そのまま取材を受けていた。

練習後のTV用囲み会見に向かう石﨑監督。
直前まで自ら雪かきをしていたが、スノープッシャーをかついだままカメラの前に立ち、そのまま取材を受けていた。

(文・写真 嶋守生)

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